2016年09月21日

■09・21 JCJ賞の受賞者と放送作品を見る会/毎日放送「なぜペンをとるのか〜沖縄の新聞記者たち」

 JCJ賞を受賞した放送分野の作品を見て、制作者の話を聞く会を開催します。
「琉球新報」に密着、ジャーナリスト本来のあり方を問う毎日放送の作品です。
▼日時:9月21日(水)午後6時30分〜9時
▼会場:月島区民館(地下鉄有楽町線、大江戸線、月島駅下車、地図
▼ゲスト:斉加尚代さん(毎日放送ディレクター)
▼資料代:500円
*お問い合わせはJCJ
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2016年09月16日

■09・16 安倍政権を支える「日本会議」の全貌=JCJ出版部会9月例会

 「日本会議」研究の第一人者が、国家神道の復権・戦前への回帰指向など、安倍政権を牛耳る“闇の構図”を暴く。
▼日時 9月16日(金)18時15分〜
▼場所 岩波セミナールーム(千代田区神保町、岩波ブックセンター3F
▼講師 俵 義文(「子どもと教科書ネット21」事務局長)
▼参加費 500円(会員・学生300円)

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2016年09月06日

■09・06 JCJ賞の受賞者と放送作品を見る会/テレビ朝日「報道ステーション」のワイマール憲法特集

 JCJ賞を受賞した放送分野の作品を見て、制作者の話を聞く会を開催します。
 ナチスが「全権委任法」を成立させ独裁体制を確立した過程を追う「報道ステーション」の特集です。
日時:9月6日(火)午後6時30分〜9時
会場:築地社会教育会館(地下鉄日比谷線、東銀座駅下車、地図
ゲスト:松原文枝さん(テレビ朝日経済部長)
資料代:500円
*お問い合わせはJCJ
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2016年08月26日

【8・26 JCJ声明】警察による取材妨害への抗議声明

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は、最近起きた警察による2件の暴力的なジャーナリストへの取材妨害と、これを事実上、容認している安倍政権に断固、抗議する。国家権力をバックにしたこうした強権的なやり方は、憲法21条が保障する言論・報道の自由を明らかに侵害し、国民の知る権利を奪うもので、ジャーナリズムへの弾圧と受けとめ、JCJは警察当局に対し不当な攻撃の即時撤回と謝罪を要求し、安倍政治と闘うことを表明する。

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2016年08月21日

【今週の風考計】8.21─青森で自衛隊の軍事訓練が始まる

17日間の夏休みを取り、財界人や閣僚らと9回のゴルフで英気を養った安倍首相は、リオ五輪が終わったとたん、稲田朋美防衛相に「戦争法」の初適用に向け、陸上自衛隊第5普通科連隊(青森)に、軍事訓練を始めるよう指示。11月にも南スーダンPKOに派遣する準備に入った。訓練は演習場内に宿営地を再現するなど、「駆け付け警護」「宿営地の共同防護」に遭遇する緊迫した場面を想定し、武器使用や警告射撃の手順など、実戦訓練するという。いま南スーダンでは、元反政府勢力のトップだった副大統領が、隣国コンゴへ逃れるなど政情不安が続き、再び内戦状態に発展しかねない。武器使用など新任務の伴う自衛隊員が、まさに「殺し、殺される」危険にさらされるのは、目に見えている。この訓練を始める第5普通科連隊は、八甲田山・雪中行軍で200名の死者を出した歴史を持ち、今でもその行軍訓練は続けられている。その部隊を暑いアフリカの南スーダンに派遣する。それもそのはず1年前の9月17日、特別委員会で「戦争法」案を強行可決した先導役、あの佐藤正久・参議院議員、俗称<ヒゲの部隊長>の出身部隊だ。しかも自衛隊のゴラン高原PKOやイラク復興支援では、派遣部隊の隊長を務めてきた以上、なんとしても「戦争法」の初出動に関わりたいのだろう。(2016/8/21)
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2016年08月16日

「天皇メッセージ」をどう読むか=梅田 正己

 さる8月8日の「天皇メッセージ」についての各メディアの報道は、その重点をもっぱら「生前退位」に置いていた。天皇の意向がそこに向けられていたことはたしかだが、メッセージにこめられた“歴史的”ともいえる意味は、それだけにはとどまらないように思われる。
 日本国憲法第1条では、「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって」と規定されている。
 では、この「象徴」とは具体的には何をいうのか?
 敗戦の翌1946年の5月から始まった制憲議会において、このことは議論の的となった。その中での憲法担当国務大臣・金森徳次郎の答弁がよく知られている。
 金森は、「天皇は国民のあこがれの中心」だと答えたのだった。
 昭和天皇はこの年、46年2月から早くも全国巡幸を開始している。神奈川、東京から始まって群馬や埼玉、さらに静岡、愛知まで年内に訪れている。その訪れた先々で、天皇は熱狂的な大群衆に囲まれた。そうした光景から、金森は「あこがれの中心」と言ったのかも知れない。しかし憲法に書かれている用語の定義としては、あまりにも漠然としている。
 日本国憲法下の初代の天皇は、言うまでもなく昭和天皇である。しかし生年1901年の昭和天皇は終戦時すでに44歳だった。つまり前半生は、大日本帝国憲法の「神聖不可侵」で「国の統治権を総攬する」「大元帥」、「現人神」だった。軍服姿が背広姿に変わっても、過去の天皇観はそう簡単に切り替わるものではない。

(全文を読む)
*マスコミ9条の会HPへ飛びます。

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2016年08月14日

【今週の風考計】8.14─「日本会議」の全国キャラバン、要注意!

71回目の終戦記念日を迎える。1年前の8月14日、安倍首相が発した<戦後70年談話>は、どうなったか。謳われた「不戦の誓い」は、見るも無残な状況だ。「違憲」と決めつけられた「安保法案」を、談話発表の1カ月後には強行可決した。駆けつけ警護と称し、海外で武力行使ができる自衛隊へと変質させた。在任中の「改憲」を目指し、憲法9条2項「戦力および交戦権の否認」を破棄し、国防軍の設置をもくろむ始末だ。衆参両院で改憲勢力が3分の2を占める。この絶好機を逃すまいと、閣僚20人のうち19人を、「日本会議」議連・<みんなで靖国神社に参拝する会>などに加わる、改憲・「靖国」派で固め、9条の骨抜きにまい進する体制を築いた。「日本会議」などに所属する国会議員は、衆参合わせて281人・4割を占める。小池百合子・新都知事も、「日本会議」議連に所属し、改憲を目指す自民党員。東京都の<非核都市宣言>決議など、一顧だにしない。「日本会議」は、国家神道の復活を目指し、教育の国家統制、日の丸・君が代の法制化、夫婦別姓反対、天皇の国家元首化など、<戦前回帰>の運動を、草の根から組織してきた。「天皇生前退位は国体の破壊に繋がる」と猛反発する。さらに9月から、改憲に向けた全国キャラバンを始めるという。この<闇の組織>に要注意!(2016/8/14)
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2016年08月13日

■08・13 JCJ賞2016年度贈賞式

日時:8月13日(土)13時〜16時30分
会場:日本プレスセンターホール
 東京都千代田区内幸町2−2−1 日本プレスセンタービル10F
 会場地図 http://www.presscenter.co.jp/access.html
記念講演
「改憲問題とメディア」=木村草太教授(首都大学東京)
詳細(案内チラシ) http://goo.gl/MJhD96

カラー16/8月集会表1.jpg

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2016年08月07日

【今週の風考計】8.7─ヘリパッド建設は「沖縄いじめ」そのもの

★6日の夕方、テレビをつけると、TBSの金平茂紀さんが、沖縄県・東村高江に入り、ヘリパッド建設に反対する住民の抗議行動を、リアルに伝えている。安倍政権がとる沖縄への対応や行動は、「いじめの構造そのもの」とのコメントが胸を打つ。★いま高江では、オスプレイ用のヘリパッドが2カ所建設され、残る4つの建設を進めるため、N1裏にある抗議拠点となる住民テントを撤去すべく、機動隊が入ると緊迫している。★3年前、私たちJCJも高江の現場に足を運び、オスプレイの騒音や熱風被害、墜落の危険性を学び、やんばるの森に棲む生物種の貴重さについても、在住のミュージシャン・石原岳さんから話を聞いた。いま彼がリリースしたCD『Yoru no Kazoku』を聴いている。虫の音、川のせせらぎ─どれも音楽の源、そして高江の宝。実感する。★高江は森がきれいだから蚊が出ない。オオシマゼミが羽化し、リュウキュウハグロトンボが飛ぶ。パソコンの後ろの壁にかかるカレンダーは、沖縄・浜比嘉島出身のカメラマン・アキノ隊員(本名:宮城秋乃)が撮影した<高江の森の小さな命>で編成されている。沖縄のチョウチョに人生を捧げ、沖縄の自然を守るため、ヘリパッド建設反対に全力を挙げるという。(2016/8/7)
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2016年08月02日

不況直撃、小さな出版社の生き残り戦術=守屋龍一

 小さな出版社「本の泉社」を訪ねた。創業50年、社員5人。月刊誌「日本の科学者」をはじめ、八つの定期誌と書籍を刊行する。代表を務める喜寿の比留川洋さんと面談した。
 彼は、開口一番、「本を作り売る環境が破壊されています。電車内はスマホでゲームに夢中な人ばかり、9割がそうだ。しかも取次の倒産が相次ぐなか、取次大手は6カ月末シメの売上金のうち、30%分については、さらに6カ月後の支払いに繰り延べ。青息吐息の出版社に過酷な仕打ち。出版文化の重大な危機だ」と語る。
 2年前に文化庁が行った調査によれば、月に1冊も読書しない人が47・5%、1日の読書時間は全体平均で13分。出版の売り上げが、前年比マイナス845億円と、最大の落ち込みになるのも当然だ。

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「オバマさん、日本を解放して」 6・19沖縄ルポ 怒り限界を超えた=鈴木 耕

 6月19日、私は那覇市奥武山公園の陸上競技場にいた。この場所で「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し海兵隊の撤退を求める県民大会」が開催され、私は参加したのだ。
 長い大会名だが、そこに込められた沖縄の怒りは、私のように県外からの参加者をも打ちのめす。参加者は、追悼の思いを込めた黒い衣服を身に着け、「怒りは限界を超えた」というポスターを手にして会場へ詰めかけた。開会1時間前の午後1時ごろにはグラウンドはほぼ埋め尽くされていた。

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北朝鮮の日本攻撃の標的は米軍基地 元防衛官僚の柳澤氏が講演=三枝和仁

 JCJ、マスコミ九条の会、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)が共催した「北朝鮮が日本に攻めてくるって本当……」との講演会が6月22日東京・中央区で行われた。講師は元防衛官僚の柳澤協二氏。この日は参院選の公示日とぶつかったが、昨年9月に強行採決で成立した安保法制(戦争法)の是非が参院選で問われるとの思いから講演会を企画した。
 平日の午後にもかかわらず参加者は200名近く集まり、大学生も目立った。安保法制をどう捉えたらいいのか、日本を取り巻く環境変化(北朝鮮の核・ミサイル、中国の覇権)をどう考えるのかに関心を持つ方々で会場は埋まった。

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2016年07月31日

【今週の風考計】7.31─植村裁判が明かす「週刊文春」の罪と罰

暑い週が始まる。今晩にも新しい都知事が決まる。明けて1日、臨時国会が召集され、3日に内閣改造と自民党役員人事。幹事長ポストをめぐり、思惑がらみの駆け引きが激しい。5日にリオ五輪開幕。だがドーピング問題でシコリが残り、開催国ブラジル・ルセフ大統領の弾劾法廷の行方も定かならず。6日は広島原爆の日。安倍首相は「非核3原則」堅持を、最初から挨拶で入れるか注目だ。みな、それぞれに問題ぶくみ。そして鳥越俊太郎さんを、選挙期間中に、性犯罪に関与したかのように煽った「週刊文春」の罪も見逃せない。人権侵害・名誉棄損も平気、メディアの矜持もない。これまでにも「週刊文春」は、25年前に元朝日新聞記者・植村隆さんが書いた、元従軍慰安婦の証言記事を「ねつ造」と非難した。それを機に、退職して北海道に住む本人と家族に対し、殺害をも明示する酷い脅迫が相次いだ。植村さんは名誉回復を求めて、「週刊文春」を発行する文藝春秋社と大学教授・西岡力氏を名誉棄損で訴えている。その口頭弁論が8月3日(水) 午後3時から、東京地裁の103号法廷で開かれる。さらに午後4時15分から、近くの弁護士会館で報告集会&シンポもある。ぜひ参加を。(2016/7/31)
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安倍暴言が邦人犠牲招く─ダッカテロ事件=伊藤力司

 バングラデシュの首都ダッカで7月1日夜、高級飲食店が武装したイスラム過激派に襲われ、日本人7人が犠牲になった事件は、戦乱やテロが日常的な中東でなくアジアで、しかも世界でも有数の親日国で起きたテロ事件だけに日本中に一大ショックが走った。
 この国の2007年世論調査で、「国民が世界で最も好きな国は」という設問に挙げられたトップは日本だった。今もアニメの「ドラえもん」は国民的な人気番組だし、輸入車もほとんどが日本車。中国などに比べて人件費が格安で、日本企業の進出も急速に増加中だ。

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NHKは会長選考の改革を/来年1月任期切れ 27市民団体共同で要請=河野慎二

 来年1月で改選期となる籾井勝人NHK会長の後任選考が本格化するのを前に、JCJと「放送を語る会」など、全国27のNHK問題を考える視聴者・市民団体は7月11日、「真に公共放送にふさわしい会長が選ばれるよう、選考過程の抜本的改革を求める」申し入れ書をNHK経営委員会(石原進委員長)に提出した。

◇籾井言動への批判高まる 会長の公募・推薦制導入

 その中で、第1に籾井現会長の再任は絶対にしてはならないことを求めている。籾井会長に対する批判の高まりはピークに達している。NHK予算の国会承認に際しても、籾井会長の数々の言動を問題視し、経営委員会の会長選考の在り方に異例の注文をつけた付帯決議を採択している。

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放送法4条撤廃したら米国の二の舞いか/元NHKプロデューサー永田氏講演=小滝一志

 6月18日、都内で「報道の不自由とテレビの危機〜国連『表現の自由』特別報告者デビット・ケイ氏の報告を受けて〜」の集会が開かれた。ゲストは、2001年NHK番組改変事件当時、「ETV2001」のプロデューサーだった永田浩三氏(現在武蔵大学教授)、主催は「NHK報道を市民の手にネットワーク」。
 永田氏は最近のニュースと報道番組を具体的に取り上げながらテレビの危機的状況を告発。  「私は『クロ現』に8年携わり、内5年は編集責任者だった。3月で降板した国谷キャスターがお手本にしていたのは、『フェアであること』を最も大切にしていたテッド・コッペル(米ABC『ナイトライン』で25年間アンカー)。降板のきっかけになったともいわれる菅官房長官とのインタビュー(昨年7月3日放送)では、国谷さんは国民が聞きたいことを代弁してぶつけたに過ぎず、のらりくらりと回答を回避した官房長官こそ責められるべきではないか」

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2016年07月24日

【今週の風考計】7.24─斉藤茂男さんが縁の不思議な出会い

7月18日午後2時過ぎ、買い物帰りの道筋に当たる、東京都・小平霊園内で、偶然にもJCJ代表委員だったジャーナリスト・斉藤茂男さんのお墓を清掃する婦人に遭遇した。前々から、ここが斉藤家の墓所とわかっていた筆者は、近寄って尋ねると、彼女は未亡人であると応え、「とうに13回忌は過ぎましたが、お盆なので草取りをし、お線香をあげに」と話してくれた。都知事選挙に立候補した鳥越俊太郎さんは、斉藤茂男さんを心から尊敬し、今でもJCJ会員として頑張っておられる旨、近況を話すと、嬉しそうに何度も頷いた。この出会いに触発されたのか、2週間前、これも偶然にブックオフで見つけ、108円で購入した石川達三『生きている兵隊』(中公文庫・初版)を読み通した。雑誌「中央公論」に発表当時、検閲を考慮し伏せ字にされた箇所を傍線で引いて復活した復元版。中国侵略に走る日本軍の南京虐殺を描いたルポルタージュ文学の傑作である。この中公文庫は、1999年7月18日発行と奥付にある。不思議にも享年71でなくなった斉藤茂男さんの四十九日にあたる。そして石川達三のご子息・石川旺(上智大学新聞学科名誉教授)さんが、今月の機関紙「ジャーナリスト」に、大手新聞の参院選挙・世論調査のずさんさに関して、コメントを寄せてくれている。この不思議な出会い、これも斉藤茂男さんが縁だ。(2016/7/24)
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「護憲」をあきらめるのはまだ早い――参院選投票結果が語るもの=吉竹幸則

 今回の参院選で改憲勢力が3分の2になった。
 既成マスコミは「与党圧勝」を伝え、改憲発議は不可避とのあきらめムードも一部に広がっている。でも、そうではない。昨年の違憲安保法制阻止で国会を取り巻いた市民運動の成果は確実に上がっているのだ。
 投票結果からそれを分析出来ない今の記者の力量にも、私は疑問を感じる。3年踏ん張れれば――。市民グループはその間、どう闘うか、闘えるかである。
 今回の投票結果を見て、一番改憲に焦りを強めているのは安倍晋三首相本人だという。自民党筋から流れて来た話だ。安倍氏が何故、焦っているのか。今回の獲得議席数を詳しく見れば、簡単に分かることなのだ。

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2016年07月23日

2016年度JCJ賞の発表について

2016年7月19日
日本ジャーナリスト会議(JCJ)
事務局長 橋詰雅博
JCJ賞推薦委員会 大場幸夫

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は、1958年以来、年間の優れたジャーナリズム活動・作品を選定して、「JCJ賞」を贈り、顕彰してきました。今年で59回になります。7月16日の選考会議で、別掲の7点を、受賞作と決定しました。なおJCJ賞の贈賞式を下記の通り開催いたしますので、ご参加のくださいますよう、お願い申し上げます。

贈賞式:8月13日(土)13:00〜 日本プレスセンター・ホール(東京・内幸町)
カラー16/8月集会表1.jpg

日本プレスセンター・ホール/アクセス

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2016年07月17日

【今週の風考計】7.17─鳥越俊太郎さんを、東京都知事に!

●私たちは、全力で応援します。鳥越さんはジャーナリストとして、事実をつかむ力、真実をかぎ分ける力は抜群。●彼がキャスターを務めていたテレビ番組で、<桶川ストーカー殺人事件>の深層を追う一連の報道は、「真実の追求と権力の監視を実践し、報道の信頼性を高め、報道被害の救済でも成果をあげた」として、2001年度の日本記者クラブ賞を受賞している。●その後も報道一筋。近年は、安倍政権の暴走を批判し、特定秘密保護法や「戦争法」に、法案が提出される前から反対してきた。改憲勢力が国会で3分の2を占めるいま、さらに日本をキナ臭さくさせていいのか。●日本の首都・東京で、平和と民主主義を守る運動の先頭に立ち、私たち日本ジャーナリスト会議の集会やシンポジウムにも、積極的に協力してくださり、「マスコミ9条の会」の呼びかけ人でもある。住んでよし、働いてよし、環境によしの実現に向け、大きく連帯の輪を拡げよう。●都知事選に絡み、売らんかな丸出しの週刊誌が、タメ記事を流しても、いっさい惑わされず、マスゾエ都政の「公私混同」、政治とカネをめぐる不祥事での混乱にピリオドをうち、都民による都民のための都政に転換しよう。このビッグチャンスを確実なものにしよう。(2016/7/17)
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2016年07月16日

“本末転倒”の蔓延と市民の孤立――「国民主権、基本的人権、平和主義など不要」と考える政治家たちの跋扈とメディアの萎縮・劣化

 今回の参院選は、日本の平和主義や民主主義、立憲主義などが重大な岐路にあるなか、マスメディアはその果たすべき役割を十分に発揮しなかった。「改憲」勢力が目論む「改憲策動」についても、その重大性をメディアが指摘したのは、開票後のことであった。
 破綻したアベノミクスについての検証や、安倍政権の粗雑な政治によって展望を見失っている日本経済、日本の福祉社会の近未来、貧富の格差・貧困の蔓延の実態、ひろがる劣悪な労働環境などについて、その「政治のせい」である部分について深掘り・検証が行われたとはいえず、意思決定の土台となる国民的な認識の共有、国民的な争点の共有は生まれなかった。
(JCJふらっしゅ「ニュースの検証」=小鷲順造)


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【鳥越俊太郎氏を支持するアピール】東京都知事選挙で鳥越俊太郎氏の勝利を! 住んでよし、働いてよし、環境によし――都民による都民のための都政を実現しよう=千代田区労協

 舛添要一前都知事は「公私混同疑惑」で辞任を余儀なくされ、7月14日告示、同31日投票で東京都知事選挙がたたかわれることになった。この選挙は、都民本位のくらしを守るという大命題とともに、安倍暴走政治に鉄槌を下す機会でもある。
 この都知事選挙に、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんが立候補を表明した。その立候補を民進、共産、生活、社民の各党が支持・擁立、参議院選挙の1人区と同じように「野党共闘」が実現した。私たちはこれを歓迎する。

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2016年07月13日

経営陣は権力監視の緊張感を保て/部数大幅減での朝日株主総会=吉竹幸則

 部数減に歯止めがかからないまま6月24日、大阪・中之島のホテルで朝日新聞社の株主総会が開かれた。朝日批判の急先鋒である「週刊文春」のスクープばかりが目立つなか、「ジャーナリズムの使命は権力監視」を標榜する朝日に意地はないのか。だが、総会に出席してみて、経営陣の危機感の乏しさ、とりわけ「対権力」への緊張感の欠如に失望するしかなかったのだ。
 朝日は2014年8月の従軍慰安婦報道の検証記事以降、部数を大幅に減らしている。日本ABC協会調査では同年6月に740万部があったのが、社長謝罪会見後の10月に700万部と40万部急減。今年4月には660万部となっている。「1000万部」の発行部数を誇って来たライバルの読売も、4月部数は900万部を僅かに切るまでに減っている。しかし、やはり朝日の部数減が目立っている。その影響は広告費にも及んで、今期の朝日決算は総営業収入の2748億円で、前期比138億円減。しかし、社員の給与改革などの経費削減で営業利益は78億円、前期比40億円増を確保した。「減収」ながら「増益」決算を渡辺雅隆社長は誇らしげに報告した。

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2016年07月10日

【今週の風考計】7.10─「戦場のピアニスト」が泣いている

NATO首脳会議が、ポーランドの首都ワルシャワで行われた。「ワルシャワ蜂起」にまつわるソ連への怨念を乗り越え、東西冷戦が終結した後、EU諸国が参加する初めての重要な会議で、「第2のベルリンの壁」を設けるような決定をするとは何事か。「ロシア包囲網」の構築を目的に、ポーランドとバルト三国に4千人規模の多国籍軍部隊を、来年から派遣するという。合わせてミサイル防衛システムの拡充、サイバー空間の集団防衛など、新たな「鉄のカーテン」を引く時代へ、逆戻りする重大な決定をした。なぜポーランドが? わずか1カ月前、ポーランドは同国史上最大規模のNATO軍事演習「アナコンダ」を、自国の1万2千の兵士に加え、24カ国から2万人の兵士と戦闘車両3千台・艦船12隻を集めて実施したのだ。ポーランドとリトアニアに挟まれたロシアの飛地・カリーニングラード州の人々にも、不安や孤立の波が押し寄せるだろう。これでは、ショパンのみならず「戦場のピアニスト」が泣くのも無理はない。同時に開催された<対抗サミット>「戦争とNATOにノー」が言うように、「軍拡対応でなく対話と国際的連帯で平和を」でなきゃダメ。(2016/7/10)
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2016年07月09日

相次いだ「改憲勢力3分の2に達する勢い」報道――幸い、右翼カルトではない政党は、広範な市民の「野党は共闘!」の声に呼応して連帯している。

▽日本の「選挙直前報道」は、選挙民のためになっているのか?

 大きな選挙の度に問題になるいわゆる「選挙報道」。今回は「改憲勢力3分の2に達する勢い」の報道が序盤と終盤に大手メディアがいっせいに報じたことで、「これじゃ無党派が選挙に行く気をなくす」「選挙はふたを開けるまで結果はわからない、競馬の予想屋みたいなマネはやめろ」などの声が、あちこちから出た。
 当然の話だろう。
 公職選挙法は、第138条の3(人気投票の公表の禁止)で、「何人も、選挙に関し、公職に就くべき者(衆議院比例代表選出議員又は参議院比例代表選出議員の選挙にあつては、政党その他の政治団体に係る公職に就くべき者又はその数)を予想する人気投票の経過又は結果を公表してはならない」としている。

(JCJふらっしゅ「ニュースの検証」=小鷲順造)


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2016年07月03日

【今週の風考計】7.3─参院選に臨む宗教界の新しい姿勢

10日投票の参院選、カギは「憲法」にある。誕生して70年になる日本国憲法を守るのか、変えるのか。自民・公明両党は争点隠しに躍起となっている。選挙後に主権者の判断を仰がない「改憲」政策を強行するのは許されない。こうした「国民主権」を踏みにじる安倍政権のやり口に、宗教界でも生長の家は<「改憲」を急ぐ政党、および「戦争法」に賛成した政党とその候補者を支持しない>と表明している。続いて立正佼成会も賛意を表し、投票にあたって「いま一度、『信頼』できる政治を取り戻すために、私たちは主権者として、仏教徒として、この選挙に真摯に臨んで参ります」と<私たちの切実>と題する声明を発表した。それに引き換え、創価学会は公明党の支援部隊として、ひたすら安倍・自民党に追随し、集団的自衛権行使容認の閣議決定から「戦争法」の強行採決まで立憲主義を蹂躙しても、「下駄の雪」のようにくっついて離れない。いまチマタでは創価学会婦人部平和委員会編纂『まんが・わたしたちの平和憲法─平和への願いをこめてジュニア版』(第三文明社)の描く世相が、いまの安倍政権とそっくりだと、話題になっている。<「この道しかない」の先にどんな地獄が待っているか。公明党、学会員は今こそ、このマンガを熟読した方がいい>(日刊ゲンダイDIGITAL・6月30日付)という指摘には頷く。(2016/7/3)
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2016年07月01日

根絶できぬ暴行殺人事件 沖縄県民の願いは「普通の暮らし」=与那原良彦

 我々、沖縄に住む人々が望んでいるのはちっぽけで、ごく当たり前の願いである。普通の暮らしがしたい、ただそれだけである。米軍関係者の凶悪事件、航空機の墜落、部品落下への恐怖、殺人的な騒音、基地からもたらされる被害におびえることがない日常を求めているだけである。
 沖縄戦の犠牲になったひめゆり学徒隊の女生徒の一人は亡くなる前、「もう一度、弾の落ちてこない空の下を、大手を振って歩きたい」と悔しげに叫んだという。
 敗戦50年後の1995年、米兵3人による暴行事件が起きた。復帰後最大の規模になった同年10月の県民大会で高校生代表の女生徒は訴えた。「私たちに静かな沖縄を返してください。軍隊のない、悲劇のない、平和の島を返してください」
 2016年、元海兵隊の米軍属の男による暴行殺人事件で、20歳の女性の命が奪われた。戦後71年たって、何が変わったのだろうか。なぜ、沖縄だけが米軍基地があるが故に繰り返される事件や事故に苦しめられないといけないのか。沖縄の人々は怒りと悲しみだけでなく、若い命を守れなかったことへの胸をかきむしられるような自責の念にさいなまれている。

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