2015年08月30日

【今週の風考計】8.30

国会包囲10万人、全国380カ所100万人の「NO! WAR」が響きあう。60年安保以来だ。それも動員されたのでなく、自発的な<草の根>からの行動だ。この力で安倍政権が強行する「戦争法案」を廃案に追いこもう。それにしても「安保法制」のズサンさが露わとなり、政府答弁の混迷は極まる。なぜ集団的自衛権を行使するのか、その理由が想定外とウソだらけ。中東・ホルムズ海峡の機雷掃海、海外の紛争地から逃れる日本人を輸送中の米軍艦船の護衛、弾道ミサイル警戒中の米イージス艦防護─これらの事例を挙げたが、国会での野党の追及で総崩れ。全くの方便に過ぎないことが露呈した。さらに自衛隊は米軍の兵站のため、クラスター弾、毒ガス、核兵器の補給・輸送にも従事できる。加えて法案成立を見越し、米軍の指揮下に入り、PKOの一員として武器を携帯し、紛争地の警護に当たることすら想定し準備している。暴走は果てしない。国会では「速記を止めてください」の声が連発され、審議が中断する。野党からの質問に、政府が答弁不能に陥るのが原因だ。「衆議院で111回・中断時間4時間43分、参議院でも1か月足らずで77回・中断時間2時間25分」(しんぶん「赤旗」8/29付)。この法案の欠陥が如実に示されている。(2015/8/30)
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2015年08月23日

【今週の風考計】8.23

お盆明け、南信州・天龍村に住む友人宅へ遊びに行った。高速バスとJR飯田線を使い平岡へ。まず彼の車で、最近リニューアルした「おきよめの湯」へ行き汗を流す。入浴料金500円。奥さんが用意の食卓には、ていざ茄子の丸焼き、塩イカときゅうりの粕もみ、酒は「喜久水」、つまみに「おたぐり」─どれも土地の名物が並ぶ。お盆には成人式や「ふるさと夏祭り」で大忙しだったという。人口も1400人ちょっと。珍味の柚餅子も、昨年、柚子が不作で今年はダメ。村の苦悩は深刻だ。翌日、山の急斜面に茶畑が、段々を作って広がる中井侍を経て、隠れ里・坂部を訪ねる。百八の松明を灯し、笛・太鼓を鳴らす掛け踊りが終わったばかり。今は猪の被害に頭が痛い。飯田線の駅名は難読が多い。鶯巣(うぐす)、為栗(してぐり)とくれば、お手上げ。大蛇(だいじゃ)という場所から、下を流れる天竜川の渓谷美を眺める。3日目、152号線を北上して下栗の里へ。標高千メートル・傾斜38度もある山肌を耕し、蕎麦や二度芋を育てる。さらに南アルプスが一望できる「しらびそ高原」へ。この清涼な遠山郷の北にトンネルを掘り、総事業費9兆円かけてリニア中央新幹線を通すとは、残土の処理や天然水の枯渇など、その計画の怖さが身に迫る。(2015/8/23)
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2015年08月17日

【録画】8・15 JCJ8月集会

収録日:8月15日(土)午後1時から5時まで
会場 東京しごとセンター
収録:Fma(自由メディア)
収録区分:1部:基調講演 岸井成格 2部:講評と表彰 3部:受賞者のスピーチの3部に分けて収録。
第1部:基調講演 岸井成格(ジャーナリスト)


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2015年08月16日

【今週の風考計】8.16

◆3300字に及ぶ戦後70年「安倍談話」の冗漫さは極まる。発表までに二転三転、迷走したあげく「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「おわび」の言葉だけは盛り込んだ。それも傍観者的に引用する形で、脈絡はなく、覚悟も心もなし。◆「私は」の主語がないどころか、慰安婦問題への記述もなく、かつ日本の加害責任には全く触れず。首相自らの歴史認識はあいまいにしたままだ。「どのような行為が侵略に当たるかは歴史家の議論に委ねるべきだ」などと、いまだに強弁する始末。◆率直に加害の過去を反省した村山・小泉両談話の姿勢とは大違い。両談話は「私は」という主語をはっきり使い、謝罪意思を明確にした。だが「安倍談話」には、それがない。◆憲法の「け」の字もない。世界に誇るべき「憲法9条」の、日本の平和主義と不戦の誓いは、今こそ広く世界にアピールすべきではないか。15日の戦没者追悼式でも、安倍首相は3年続けて触れず、加害責任への言及も避け、天皇陛下の「深い反省」という言葉との隔たりは際立つ。◆さらに「積極的平和主義」の美名をかぶせて、「戦争法案」を強行するのは、どういう神経だ。これでは言葉の裏から鎧が透けて見える。世界から鋭く批判されるのは当然だ。(2015/8/16)
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非核3原則は守られるのか 改めて問われる特定秘密保護法の違憲性=吉竹幸則

 戦後70年、安倍談話が発表された。「侵略」や「おわび」の言葉は確かに入った。でも、自らの心からの言葉とは思えない空虚さが漂う。そんな中で国会では、「核ミサイルも毒ガス兵器も自衛隊が輸送することは法文上可能だ」との安全保障法制を巡る中谷防衛相の答弁が波紋を呼んでいる。安倍首相は非核三原則を理由に「自衛隊が核兵器の輸送することは120%あり得ない」と火消しに懸命だ。
 しかし、核ミサイル運搬が出来るように、こっそり安保法制の法文に忍ばせたのは、実は安倍政権なのだ。だから、この言葉も本心からとは思えない。非核3原則は本当に守られるのか、国民はどう監視するのか、出来るのか。安倍政権の核兵器を含む米軍と一体になった戦争推進策に対し、集団的自衛権のみならず、最近下火になった特定秘密保護法の違憲性についても改めて論議を深める必要がある。

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「70年談話」歴史観の根本的欠陥=梅田正己

 今回の安倍談話については、「私」がなく主語があいまい、「反省とお詫び」については間接話法、といった批判が早くも聞かれる。テレビで「談話」を聴きながらの私の第一印象は、例によっての美辞麗句、冗長饒舌、舞文曲筆というものだったが、ここでは歴史観の欠落についてだけ述べたい。
 「談話」の中ほどにこういう一節がある。
 「事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。」
 ここで事変というのは、満州事変、日支事変(日中戦争)のことだろうから、侵略、戦争とあわせて、いわゆる十五年戦争を指しているのだろう。
 したがって、この「談話」は満州事変以降の歴史過程についてだけ述べているように思われるが、ところが「談話」の出だしはこうなっている。
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2015年08月15日

8月集会 8・15に飯田橋・しごとセンターで開催

 日本ジャーナリスト会議は8月15日午後1時から、東京・飯田橋の東京しごとセンター講堂で8月集会を開く。冒頭に、安保法制と安倍政権の暴走について、毎日新聞特別編集委員でTBS「NEWS23」アンカーの岸井成格氏が講演する。
 各社の世論調査で反対意見が多数を占めるなか、「戦争法案」は衆院で強行採決された。戦後70年を迎え、安倍政権は若者たちを戦場へ送る方向へ突っ走っている。その実態、危険性などについて、ニュースの最前線から岸井氏が解説する。
 続いてJCJ賞の贈賞式に移る。各受賞者が登壇し、スピーチをする予定だ。毎年、このスピーチは好評で、取材での苦労、喜び、社会的な反響などについて語ってもらう。8月集会の詳細は次の通り。
▼日時 8月15日(土)午後1時から5時まで
▼会場 東京しごとセンター地下2階・講堂(東京都千代田区飯田橋3―10―3)
▼参加費 1000円

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2015年08月13日

【録画】8・11記者会見:歴代首相から安倍首相への提言

日時:2015年8月11日(火)14:00〜 場所:日本プレスセンター会見室
収録:Fma(自由メディア) 収録時間:57分


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安保関連法案とその審議――首相経験者5人が、安倍首相に厳しい「提言」/マスコミOBの会の要請に回答

 「歴代首相の『安倍首相への提言』に関する記者会見のご案内」を7日付の文書でお知らせしました。
 51名のマスコミOBが「歴代首相に安倍首相への提言を要請するマスコミOBの会」として、7月に連名で存命の歴代首相12人に安倍首相への提言を要請し、それに対して歴代首相5人から回答があったことを発表し、細川護熙氏、羽田孜氏、村山富市氏、鳩山由紀夫氏、菅直人氏の5人(いずれも自民党以外の政党から首相になった)の方々の提言を明らかにしました。提言は首相官邸に郵送されました。
 桂敬一氏(マスコミ九条の会呼びかけ人、元東京大学教授)は、「安保法政審議や『戦後70年談話』が注目されるこの時機、有益な参考資料になる」とし、「よく読むと、元首相各人のものの思いようの相違や、現首相に対するメンタルな部分の違いなどがわかって、なかなか興味深い」としています。
 すでに報道等でご存知の方も多いかと思いますが、下に細川護熙氏、羽田孜氏、村山富市氏、鳩山由紀夫氏、菅直人氏の順で、各氏の提言をご紹介します(末尾に報道へのリンクも付します)。

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2015年08月10日

むのたけじさん 民衆談話を語る


「戦後70年・私たちの談話」(略称:民衆談話)
*政府談話とは別に、平和への思いを込めた一人ひとりの市民の言葉で綴られる「民衆談話」を、社会そして世界に向けて発信していこう、ということになりました。 そのメッセージの根幹は、憲法に掲げた「日本国民は恒久の平和を念願し」、という「平和主義」であり、 9条の精神である二度と殺さない、殺されない非戦の希求にあると考えます。

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【記者会見のご案内】8・11 歴代首相の「安倍首相への提言」に関する記者会見のご案内=マスコミ9条の会、JCJ

 マスコミOBが連名で、歴代首相に安倍首相への提言を要請するという行動計画を発表した件で、マスコミ九条の会と日本ジャーナリスト会議は8月11日(火)に、日本プレスセンターで記者会見を行う。
 歴代首相経験者12人に「安倍首相に対する提言」を要請したところ、8月7日までに先輩首相5人から、現役首相への提言が届いた。元首相からの提言全文は、同日の会見の場で、報道資料として公表する。
 桂敬一氏(マスコミ九条の会呼びかけ人、元東京大学教授)は、「安保法政審議や『戦後70年談話』が注目されるこの時機、有益な参考資料になる」としている。


2015年8月7日

報 道 関 係 各 位
マ ス コ ミ 九 条 の 会
日本ジャーナリスト会議(JCJ)


歴代首相の「安倍首相への提言」に関する記者会見のご案内


 私どもは7月21日、先輩首相が現首相に一言あって然るべき時が到来したと判断、51人のマスコミOBに呼びかけ人となっていただき、歴代首相経験者12人に「安倍首相に対する提言」を要請する、との計画を発表し、同日これを実行に移しました。その結果、期日までに複数の首相経験者から首相への「提言」が寄せられました。それらは、安倍首相が国民大多数の反対を無視して強引に進めている安全保障関連法案審議に対して、それぞれ独自の観点から問題を指摘し、廃案などを含めた傾聴すべき多様な提言を述べるものです。

 つきましては、下記の要領で記者会見を開催し、元首相方の安倍首相への「提言」を公表させていただきますので、ご多用とは存じますが、ぜひご出席を賜りたく、よろしくお取り計らいくださるよう、お願い申しあげます。

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2015年08月09日

【今週の風考計】8.9

長崎の爆心地公園に灯る「誓いの火」は、32年前、ギリシア・オリンピアの丘で採火された聖火だ。長崎を「最後の被爆地」とし、世界から核兵器を廃絶するまで、灯し続けられる。だが安倍首相は、国是の「非核3原則」を、広島・長崎<原爆忌>での式典あいさつで、それぞれ削ったり加えたり、みっともないと言ったらありゃしない。ホンネを隠すのにキュウキュウとしているからだ。「戦争法案」をめぐる国会答弁でもノラリクラリ。時に「絶対にない、断言する」と開き直り、条文上にはどこにも書いていないのに、「核輸送は120%ない。総理大臣としてあり得ないといっているのだから、間違いない」とまで、居直る始末だ。戦後70年の「安倍談話」をめぐっても同じ。原案にはアジア太平洋戦争に対するアジア諸国への「おわび」が入っていない。「植民地支配と侵略」についても、必ずしも明確な表現や位置づけがされていない。言い逃れの文字や表現で、ごまかそうとする。これでは世界やアジアの人々の心を打ち、中国・韓国との真に強い連帯など、作れるはずがない。言葉が軽く、空疎な響きと共に、いかがわしさすら臭ってくる。人類の英知に耐える、凛とした政治家としての哲学、品格、気概など、どこにもない。(2015/8/9)
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2015年08月03日

8・2 戦争法案に反対する渋谷・高校生デモ

2015年8月2日(日)、東京都渋谷区で行なわれた高校生主催『戦争法案に反対する渋谷・高校生デモ』の記録動画。
撮影・編集:秋山理央


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2015年08月02日

【今週の風考計】8.2

ついに翁長雄志・沖縄県知事は、辺野古沖の埋め立て承認の取り消しに踏み切る。安倍首相は、新国立競技場の建設問題では、潔く白紙撤回のうえ計画を変更するが、辺野古新基地建設への埋め立てには「瑕疵は全くない」と開き直り、聞く耳を持たない。まさに「日本の政治の堕落」だ。だが埋め立ての法的根拠は失われ、法廷での争いにつながる異例の事態を迎える。今年1月に翁長知事が、埋め立て承認の経緯を検証する第3者委員会を設置。弁護士や環境の専門家6人で構成し、かつ埋め立て承認に関わった県職員からも聞き取り調査をし、6月末までに計13回の会合が開かれた。7月16日、埋め立て承認の手続きには、4つの法的瑕疵があるとの報告書600ページが提出された。公開された報告書全文と議事録から、埋め立ての必要性に合理的な疑いがあり、かつ法律に基づく既存の環境保全計画に違反している可能性が高いと指摘する。公有水面の埋め立て法に照らし4つの瑕疵を認定している。頷ける。埋め立てに必要な土砂は九州、山口、四国から岩を砕いた「岩ズリ」1664万立方メートルを持ち込む。アルゼンチンアリなど特定外来生物を水際で防ぐ沖縄土砂規制条例は、環境保全やサトウキビなど農作物への被害を防ぐためにも、きわめて当然な立法だ。(2015/8/2)
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