2020年05月05日

【支部リポート】 香川 気になる事態が二つ 水道広域化とネット制限条例=はねだ鉱造

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 コロナの恐ろしさが日々身に迫ってくる4月。ほかのことは影が薄くなってしまいがちだが、香川で普通に考えるとおかしいなといえることが二つ始まった。
 その一。水道の広域化。全県の水道を一つの広域水道企業団にして2年、この4月から市町村ごとの事務所を5ブロックにまとめ、料金支払い方も統一した。集金業務は高松、中讃ブロックなどでヴェオリア・ジャパンという世界トップクラスの水を商売にしている会社に委託されている。水道が金儲け仕事になってしまう心配が大きい。
 こういう不穏な事情は、ほとんどの県民に知らされていない。事業団は「お客さんの声はちゃんと聞きます」などと涼しい顔だ。そこで住民側は「いのちの水を守る会香川」(写真)を3月20日に発足させ、企業団との窓口をつくった。先行きは簡単でなかろうがヨーロッパで破綻した水道民営化を簡単に許すわけにはいくまい。
 その二。こちらも全国に先駆けて県議会で成立した「ネット・ゲーム依存症対策条例」が4月1日にスタートした。保護者にスマホやゲームを使う時の家庭内ルール、18才未満は平日60分、休日90分とするなどまことにお節介な県条例だ。いかがなものかと思うのだが「ネットやゲーム依存症対策に向けた県や学校、医療関係者、家庭などの役割をバランスよく目配りできた優れた条例だ」(尾木直樹氏、四国新聞)という見解もある。
 議論が拙速だとして共産党2人、自民党議員会8人が反対、リベラル香川7人が退席するなか、自民党県政会19人、公明党2人、無所属1人の賛成で可決した。
 この問題をめぐっては、パブリックコメントが集められたが最近その原本が開示された。多数を占めた賛成意見に「全く同じ文章が」が何パターンもあったと伝えられる(瀬戸内海放送)などおかしなことがまた明らかになった。
 コロナの陰に捨て置いてよい問題ではない。さてどう攻めようか。
  はねだ鉱造
JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2020年4月25日号

posted by JCJ at 15:24 | 中国・四国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする