2021年01月06日

【オンライン講演】 沖縄復帰50年に向け 玉城知事と対話イベント 女性サミット開催めざす ソフトパワーを提示=須貝道雄 

沖縄の未来について語る玉城デニー沖縄県知事(パソコンの画面から).jpg

 2022年、沖縄は本土に復帰して50年を迎える。玉城デニー沖縄県知事(写真上)は11月22日に開いたJCJ主催の対話イベントで、50周年を機に、在日米軍専用施設の70・3%を抱える現状を変え、その割合を50%にまで減らす案を、新たな振興計画に盛り込む意向を明らかにした。
 米国のバイデン新政権について玉城知事は、大統領に直接会うため「正直に扉をノックさせていただく」と述べた。女性初の副大統領となるカマラ・ハリス氏にも会い、アジア全体の「女性サミット」を沖縄で開催するため、呼びかけなどの協力を依頼する考えも示した。
 辺野古新基地建設については、軟弱地盤の問題から技術、環境の両面か「辺野古は無理」と指摘。日米政府に沖縄県も加えた協議の場をつくり「対話による解決を」と訴えた。
 対話イベントはオンラインで開催し、毎日新聞専門記者の大治朋子氏、BS―TBS「報道1930」コメンテーターの堤伸輔氏、フリー編集者の鈴木耕氏が玉城知事と語り合った。

玉城知事との対話の主な内容は次の通り。
大治朋子 菅義偉首相の印象はどうか。
玉城知事 会社の上司的な雰囲気だ。あまり枕詞を重ねずに、単刀直入に話し、ものごとを進めていく感じだ。
大治 辺野古の埋め立て工事でマヨネーズ状の軟弱地盤が出てきた。
知事 この軟弱地盤の改良工事を日本はかつてやったことがない。やる機械も持っていない。70bまでの機械は持っているが、深さは90bまで達すると専門家は指摘している。しかも大浦湾に7万7千本余りの砂杭を打ち込む。とてつもない負荷を与える。それを世界がどう見るか、日本の環境問題に対する姿勢が問われる。

長い滑走路は不要
堤伸輔 バイデン氏が新大統領になる。
知事 来年、米国に行って、本当にお会いできるか、正直に扉をノックさせていただく。できればカマラさん(次期副大統領)とも会い、ぜひカマラさんが主体となったアジア全体の女性サミットを沖縄で開催していただきたいとお願いする。その時は世界の女性首相・大臣にも、できればカマラさんから声をかけていただく。
 いまニュージーランドはアーダーンさんという女性首相だし、豪州は女性の国防大臣。面白いアイデアだ。
知事 時代の転換期にはやはり女性が集まって、自由、平和、平等、人権、子どもというテーマをしっかりと話し合うことが、重要なメッセージになると期待している。
 普天間飛行場(宜野湾市)の負担軽減をどう進めるか。
知事 普天間に残された機能は地上部隊と訓練をともにするヘリコプターの部隊だけだ。(だから辺野古に)重厚な基地を作る必要はない。すでに海兵隊は遠征前方基地作戦(EABO)という新作戦をつくって、大規模で恒久的な基地は軍事的に脆弱であることから、部隊の分散を目指しているという。もう、固定翼機が使うような長い滑走路は必要ない。菅首相にどこかの場面で転換を図ってもらいたい。
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posted by JCJ at 02:00 | オンライン講演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする