2021年11月07日

【今週の風考計】11.7─2021年11月11日=その前後を巡る我が思い

総選挙がすんで1週間。「野党共闘は失敗」キャンペーンに始まり、「3議席増やして有頂天、維新にすりより、与党化に奔る」野党まで出てきた。
 10日には特別国会が召集される。首相指名、両院の正・副議長が決まる。

11日は世界平和記念日。第一次世界大戦が終結した、1918年11月11日を記念する日。もう103年前の戦争だから、その悲惨な実態は、欧米では別としても、日本ではほとんど知られていない。第1次世界大戦で初めて使用した毒ガスによる死者は約10万人に上った。
ドイツの作家・レマルクが著わした、もう古典といってよい『西部戦線異状なし』(新潮文庫)、そこに描かれるリアルな姿が胸を打つ。是非読んでほしい。同名のビデオもある。
新しい本では、フランスのミステリ作家・ルメートル『天国でまた会おう』(ハヤカワ・ミステリ文庫)も、おすすめだ。戦線の膠着で塹壕にこもった兵士が顔に重傷を負い、帰還兵としてパリに戻り、奇想天外な企てに挑む展開にハラハラドキドキ。

11月11日は、いま脚光を浴びている実業家・渋沢栄一(1840〜1931)の没後90年。さらに語呂がいいのか、数多くの記念日が集中する。ある調べによると、61もの記念日があるという。いくつか拾ってみると、
 鮭の日─鮭という漢字のつくりの部分(圭)を分解すると「十一十一」になるから。
 磁気の日─プラス(+)磁気とマイナス(−)磁気が十一に見えるから。
 立ち飲みの日─11と11の形が、「角打ち」で4人が立ち飲みをしているように見えるから。
 下駄の日─下駄の跡が<11 11>に見えることから。
 いささかこじつけとも思えるが、まあ良しとするか。ともあれ恐るべし11月11日。
西暦年標記を加えれば、1が5つ並ぶのは10年ごと、6つ並ぶのは100年ごと、7つ並ぶのは1000年ごとになる。最初になるのは、今から90年後の2111年11月11日だ。

さてもう1度、国会へ戻ろう。12日には第2次岸田内閣がスタートする。さっそく公明党のゴリ押しで、コロナ経済対策と称して、18歳以下の子どもに10万円の現金をバラマキ給付する案の検討に入った。
 つい先日、会計検査院がコロナ対策事業の中で、「アベノマスク保管に6億円」「Go To事業の不正利用」「持続化給付金の不透明な業務委託770億円の使途」「雇用調整助成金の不正受給」など、ズサンな執行に警告を発した。国費の無駄遣いは2108億円に上る。
その反省や検証も抜きにして、あまつさえ財政健全化の議論もそっちのけで、またまた大盤振る舞いの財政出動を図る。それも日銀と二人三脚で、国債の増発に拍車をかけ財政赤字を積み重ねて平気の平左。その<わが亡き後に洪水よ来たれ>の神経や恐るべし。
 軍事費倍増、憲法改悪etc.…これに同調する勢力が衆議院で3分の2以上を占めるようになった。本当に恐るべし! 要注意、要注意!(2021/11/7)
posted by JCJ at 06:00 | 【今週の風考計】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする