2009年05月07日

マスコミ気象台

◇ペンクラブ、グーグルの和解案に抗議
ネット検索最大手の米グーグルが進める書籍検索サービスに対する米国での著作権訴訟の和解案について、日本ペンクラブは24日、「安易に容認できない」とする抗議声明を発表した。声明では日本の著作権との差異、申請手続きの問題、情報流通独占の不安などを指摘し、「大きな問題を抱えた和解案は、表現の自由と出版文化の発展に大きな影を落とす」としている。(「朝日」4月25日付ほか)
◇NHK対ジャニーズ側「中継」でトラブル
SMAPの草なぎ剛さんが24日、送検後に釈放され午後9時から都内で記者会見を開いた。会見の中継をめぐって、NHKとジャニーズ側がもめる一幕があった。会見直前、事務所から「生中継はしないように」申し入れがあり、NHKは「今言われても無理」と抵抗。ただ、会見を遅れることを危惧してか、最終的に事務所サイドの「放送は会見終了の午後9時半以降にしてほしい」との要求を同局も了承した。だが、同局「ニュースウオッチ9」の冒頭、約3分遅れで中継するフライング。生中継ではないというNHKなりの理由だったのか。同局広報部は「9時のニュースの冒頭で中継する予定だったが、直前にやめてほしいとの要望でVTR対応にした」と説明。終了後という約束を破ったことには「事前に放送を構えていたので、物理的に放送をやめるわけにはいかなかった」という。(「サンケイスポーツ」4月25日付ほか)

◇土井たか子氏二審も勝訴
月刊誌「WiLL」の記事で名誉を傷つけられたとして、社民党名誉党首の土井たか子氏が発行元のワック・マガジンズと執筆者らに慰謝料の支払いを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁の大和陽一郎裁判長は24日、ワック社側に200万円の支払いを命じた一審・神戸地裁尼崎支部判決を支持、同社側控訴を棄却した。(「日経」4月25日付ほか)

◇朝日「報道と人権委」、記事の一部に問題と社への対応求める
共産党員の増加を取り上げた記事「ルポにっぽん 解雇…そこに共産党」(1月11日朝刊1、2面、筆者・高橋純子記者)をめぐり、記事に取り上げられた奈良県川上村の元森林組合長(85)から人権救済の申し立てがあり、朝日新聞社の「報道と人権委」(PRC)は24日、記述の一部は「事実として認めることができなかった」となどとする見解を出した。人権委は、朝日新聞社に見解で示した判断を踏まえた対応を求めた。これを受け、朝日新聞社は25日付の2面に「おわび」を掲載した。(「朝日」4月25日付)

◇ブルーレイも補償金〜文化庁、経産省と合意
文化庁は24日、ブルーレイディスクやブルーレイ録画機に著作権料の一種である補償金を課す方針を固めた。反対してきた機器メーカーを所管する経済産業省との事前協議で合意を得たことで、来月中旬の閣議に政令の改正案を提出できることになった。料率は1%前後となる見通しだ。(「朝日」4月25日付ほか)

◇記事不掲載訴訟、朝日元記者敗訴〜名古屋地裁
執筆した長良川河口堰の記事が掲載されなかったとして、元朝日新聞記者、吉竹幸則さん(61)が同社に謝罪記事と慰謝料など3000万円の支払いを求めた訴訟の判決が23日、名古屋地裁であり、多見谷寿郎裁判官は請求を棄却した。吉竹さんは控訴する方針。判決理由で、多見谷裁判官は「報道価値のある記事かどうかは、経営管理者や編集管理者が編集方針に照らし、裁量的判断により決定すべき事項」と指摘。吉竹さんの「合理的理由がない限り、記者は書いた原稿を新聞に権利がある」との主張を退けた。(「日経」4月24日付ほか)

◇KDDIの前期、純利益2%増
KDDIが23日発表した2009年3月期連結決算は純利益が前の期比2%増の2227億円だった。携帯電話の販売急減で6年ぶりに減収だったが、代理店への販売手数料も減り2ケタの営業増益を確保。通信設備の減損損失など特別損失の積み増しで純利益の伸びは鈍った。(「日経」4月24日付)

◇NTTドコモ、営業益3%増
NTTドコモの2009年3月期の連結営業利益(米国会計基準)は前期比3%増の8300億円前後と、ほぼ従来予想通りだったようだ。携帯電話の端末販売台数が大きく落ち込み、2年連続で売上高は減ったが、販売代理店に支払う手数料も減った。(「日経」4月25日付)

posted by JCJ at 06:00 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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