2009年05月07日

ネット時代とジャーナリズム不信の関係を考える(1)=桂 敬一

―北野誠「永久追放」事件などから見えてきた問題―

 4月23日から3日間、草なぎ剛全裸事件情報でメディア・ジャック状態が生じた。彼を懲らしめるどんな顛末がもたらされるのか、と見ていたら、何のことはない、警察から釈放後の記者会見は、彼に対する同情と好感度を、かえって高め、幕引きになってマスコミは、逆に大団円を提供した感じだ。
 この騒ぎの影で、やがてこの国に大災厄をもたらしかねない「海賊対処法案」が24日、何事もなく衆院を通過した。新聞もテレビも、こちらはほとんどまともには報じなかった。いや、草なぎ事件が発覚した23日の午前中、NHKだけは予定どおり、海賊対処法案審議の衆院特別委員会を生中継した。しかし、多くの視聴者は、並行した民放のニュース・情報番組の草なぎフィーバーのほうに引き寄せられた。巨大なみえざる手が、実に巧妙にメディアを操り、このような状況をつくり出したようだ。

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*NPJ通信/「メディアは今 何を問われているか」に飛びます。
posted by JCJ at 09:06 | TrackBack(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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