2009年05月25日

中央即応集団(CRF)が動きだす=水島朝穂

 世間は新型インフルエンザの話題で持ちきりである。大学からは緊急時対応メールがいくつも届いた。私は法学部と大学院法学研究科の担当だが、法務研究科(法科大学院)と政治経済学部でも講義を持っているので、キャンパス閉鎖や全学休講を想定した補講や課題提示などの依頼がそれぞれの箇所からきた。
 電車に乗っても、マスクをしている人が目立つようになった。一カ月前、国会の参考人質疑に参加したときは、参考人の一人が、ソマリア海賊こそ「いま、そこにある危機」だと強調していたが、いつの間にか「海賊」問題は新聞の片隅に追いやられてしまった。海賊対処法案もすでに衆議院を通過し、「3分の2再可決」で成立という安易な手法が常態化した。まともに審議をする国会「議事」堂ではなく、国会「表決」堂(尾崎行雄〔咢堂〕)への堕落である。
 国会が停滞するなか、海上警備行動(自衛隊法82条)で護衛艦2隻を派遣したのに続き、何と陸海空三自衛隊の統合任務部隊が派遣されることが決まった。派遣期間は4カ月。これは自衛隊発足以来、初めてのことである。だが、報道の扱いは小さい。あまりにも淡々と進んでいるが、そこには重大問題が含まれている。

(続きを読む)
*水島朝穂HP「直言」へ飛びます。
posted by JCJ at 13:15 | TrackBack(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック