2009年06月07日

【今週の風考計】

▼臓器移植法の4改正案は、わずか2日間・8時間の質疑で打ち切り。16日にも衆院で採決するという。「脳死は人の死」と法律で一律に規定、かつ臓器提供の条件を緩和、15歳以上の規程を0歳からとし、親の同意があれば臓器摘出を可能とする。▼<生と死>の間隙をぬって臓器を利用する移植は、「脳死」の判定が正確でなければ、重大な過ちを誘引する。子どもの脳死判定は、きわめて難しい。適切な治療が実施されていれば救命できる子どもを、医療体制が不十分なために脳死状態にし、その臓器を摘出してしまう過誤は生じやすい。▼脳死が「需要と供給」で論じられ、<臓器売買>を加速させる引き金になったら最悪だ。

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

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