2009年06月23日

マスコミ気象台

◇テレ朝が訂正放送
テレビ朝日は11日、北朝鮮の金正日総書記の後継者有力候補とされる三男、正雲(ジョンウン)氏の写真を10日のニュース番組で「スクープ」として報じた問題で「写真は別人である可能性が極めて高い」と、11日昼の「ANNニュース」で訂正とおわびの放送を行った。同社広報部によると、取材記者が韓国当局関係者から写真を入手し、北朝鮮指導部に近い関係者らへの確認作業を行い報道に踏み切ったという。しかし放送後に複数の韓国メディアから「別人物では」と指摘を受けた。同社広報部は「結果として確認取材が甘かったことを重大に受け止めております。改めて報道の基本に立ち返って、確認作業を徹底してまいります」とコメントしている。(「毎日」6月11日付夕刊ほか)

◇公共放送を考える議員の会が発足総会
NHKスペシャル「シリーズ JAPANデビュー 第1回アジアの“1等国”」(4月5日放映)の内容が偏向していたとして、自民党の国会議員有志で作る「公共放送のあり方について考える議員の会」が11日発足した。会長に古屋圭司氏(衆院議員)、事務局長に稲田朋美氏(同)が就任、国会内で開かれた設立総会には森喜朗、安倍晋三の両元首相、中川昭一前財務・金融相ら約60人が出席した。(「毎日」6月12日付ほか)

◇発行元に賠償命令、矢野元委員長勝訴
矢野元公明党委員長が、企業の課税逃れなどに関与したかのような記事で名誉を傷つけられたとして、発行元のリベラルタイム社に2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は10日、220万円の支払いを命じた。問題となったのは、月刊誌「リベラルタイムズ」が矢野元委員長について平成18年〜19年にかけて掲載した記事4本。松本光一郎裁判長は「いずれも元委員長の社会的信用を低下させ、名誉棄損に当たるのは明らか。内容も真実と認める証拠はない」と指摘した。(「産経」6月11日付ほか)

◇NHKへ郵送の銃弾、「三八式」の薬莢使用〜広島県警発表
NHK広島放送局に銃弾のようなものが入った郵便物が送りつけられた事件で、広島中央署は11日、旧日本軍が使った三八式歩兵銃の薬莢に弾道を組み込んだものと鑑定結果を発表した。2月にNHKの札幌、福岡、長野の各局と東京・渋谷の放送センターに送られた銃弾と同種。(「朝日」6月11日付夕刊ほか)

◇朝日など「ニュースEX」開始、au携帯に配信
朝日新聞社は11日、テレビ朝日、KDDIと共同で、au携帯電話に向けた新たな有料情報サービス「EZニュースEX」をスタートさせ、東京都港区内のテレビ朝日本社内で開会式を開いた。ニュース記事は最短30分ごとにまとめて配信され、1日計200本以上にのぼる。「アサマガ」も毎朝配信される。(「朝日」6月12日付)

◇仏憲法評議会、ネット接続は基本的人権
フランスの違憲審査機関・憲法評議会は10日、音楽や映画の著作権を守るため、インターネットからの違法ダウンロードを繰り返した利用者が3回警告されると、行政機関がネット接続を強制切断できるとした新法に違憲判断を下した。民主政治への参加や自由な意見表明の手段にネットが不可欠となり、「その接続は憲法が保障する人権にあたる」とした。(「読売」6月12日付ほか)

◇拘置中、新聞制限は違法〜大阪高裁判決 大
阪拘置所に拘置された男性が定期購読できる新聞を2紙に制限されたのは違法として250万円の国家賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は11日、「閲読する自由を侵害し違法」との判断を示した。ただ「長い間、実務上特に疑いもなく行われてきたことで拘置所長に過失はない」として請求は退けられた。(「日経」6月12日付ほか)

◇中日新聞、初の赤字決算〜3年連続の減収
中日新聞社の08年度決算は売上高1546億5773万円(前期比96.2%)、販売収入の微減と広告収入の大幅な落ち込みで3年連続の減収となった。営業損失は28億5119万円、経常損失は16億4966万円、純損失は7億989万円で、同社の決算記録が残る1950年3月期以来初の赤字決算となった。広告収入の減少に加え、退職給付引当金など年金資産運用の評価損などが影響した。(「新聞情報」6月10日号ほか)

posted by JCJ at 18:33 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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