◇「低俗」指摘で番組打ち切り
独立UHF局のサンテレビ(神戸市)は、同局の深夜番組「今夜もハッスル」の放送を27日深夜で打ち切った。NHKと民放でつくる「放送倫理・番組向上機構」(BPO)からの指摘を受けたためとしている。番組は女性タレントらが出演し、アダルトDVDの紹介や官能小説の朗読で構成。昨年4月に始まり、KBS京都、奈良テレビ、テレビ神奈川、千葉テレビの計5局で放送されていた。番組に関する苦情が増えたため、BPOは録画を取り寄せた。23日の青少年委員会で低俗という意見が相次いだため、質問状を送ったという。(「朝日」6月28日付ほか)
◇朝日の出向社員、13歳買春の疑い
神奈川県警少年捜査課と川崎署は28日、東京都北区在住の朝日新聞社員(33)(朝日東京プリンテックに出向)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕した。逮捕容疑は1月25日、東京都豊島区のホテルで、当時13歳だった八王子市の私立中女子生徒に現金3万円を渡し、みだらな行為をしたとしている。(「毎日」6月29日付ほか)
◇マリ・クレール休刊
女性向けの月刊ファッション誌「マリ・クレール」(アシェット婦人画報社)が7月28日発売の9月号で休刊することが30日分かった。「マリ・クレール」はフランスで出版されている同名誌の日本語版。82年に中央公論社(現中央公論新社)が創刊、アシェット婦人画報社が出版していた。日本雑誌協会によると、09年1〜3月の平均部数は3万部。(「毎日」6月30日付夕刊ほか)
◇中国、検閲ソフト義務化延期
中国工業情報省は30日、中国国内で販売するパソコンに政府指定の検閲ソフトを搭載するよう義務づける新制度について、「メーカー側の準備不足」などを理由に7月1日からの実施を延期すると発表した。延期の期間については触れていない。(「東京」7月1日付ほか)
◇JCOM通じ海外ドラマ配信〜FOX日本法人
米テレビ大手の日本法人、FOXインターナショナル・チャンネルズは7月1日、CATV大手ジュピターテレコムを通じて海外ドラマの有料配信を始める。「リスナー 心を読む青い瞳」などの人気作で、FOXの専門チャンネルで放送した翌日から一週間後に順次、配信する。価格は一話315円。一部のエピソードは無料配信し、利用者の拡大につなげる。(「日経」7月1日付)
◇ディズニー、日本製アニメを海外で放送
米娯楽大手ウォルト・ディズニーは日本で制作したアニメーションの海外放送を始めた。米国やアジアの約20か国で運営する自社網で、東映アニメーションと共同制作した短編などを流し始めた。日本の視聴者を狙った作品だが、質の高さから海外でも支持されると判断した。現地の反応を見て、日本製作品の放送を拡充する方針だ。(「日経」7月2日付)
◇検閲ソフトに反対、1万人ネット署名〜中国
中国政府によるパソコンへの「有害サイト」の検閲ソフト搭載義務化に反対するインターネットサイトが、政府の監視の目をかいくぐって作られ、1日までに約1万1900人が反対署名をした。同サイトには「ネット社会に自由を」「ソフト開発に費やした約4170万元(約5億9千万円)で貧困層を救え」といった書き込みが目立ち、反対論の根強さをうかがわせた。(「東京」7月2日付)
◇イラン、改革派紙が発行できず〜抗議声明掲載に当局圧力
大統領選後の混乱を経てアフマディネジャド氏の再選が確定したイランで、改革派大手日刊紙「エテマデ・メッリ(国民の信頼)」が、1日付の発行を見合わせた。大統領選に立候補したキャルビ師が選挙結果を受け入れないとする声明を掲載予定だったが、当局が許可しなかった。政府側は異論を排除し、政治的言論を統制する姿勢を一段と強めた。(「朝日」7月2日付)
2009年07月11日
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