2009年07月09日

光当たる新たな沖縄 「密約」 裁判の歴史的意義=桂 敬一

―注目すべき第1回公判と報道が掘り起こす新事実―

◆驚かされた裁判長の異例の訴訟指揮

  6月16日、沖縄「密約文書」開示請求訴訟の第1回公判が開かれる東京地裁705法廷の原告席に、私も原告団共同代表の一人として座っていた。初めてのことなので、なにか落ち着かない。弁護団からあらかじめ送ってもらった、当方の「訴状」に対する被告=政府側の「答弁書」は、ちゃんと読んだつもりだが、気になるところがあった。
  ずいぶん開き直った、傲慢ともいえる文言が何個所か目につき、腹が立ったのだ。できたら、被告席に勢揃いしている政府側代理人に真意をただしてみたい。そういう機会があるのだろうか、と思って、それらの個所に黄色のマーカーで印をつけておいた。
  たとえば、「答弁書」の最後に記された「被告の主張」の項に、「一般論としては、二国間又は多国間の合意に向けた交渉の過程において仮に様々な文書が作成されたことがあったとしても、それが交渉の最終的な結果である合意自体でない場合等に、事後的に廃棄されることがある」と書かれてあるのには、カチンときた。これまで政府は、この沖縄返還協定「密約文書」の追及に対して、「保有していない」「不存在」、要するに「もってない」一点張りの「主張」 を繰り返してきた。

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posted by JCJ at 10:16 | TrackBack(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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