2009年11月22日

【今週の風考計】

東北へ温泉巡りの旅をした。青森・三沢の古牧、秋田・ 乳頭山の麓に涌く蟹場、岩手・雫石の鶯宿─どこも素朴な出湯がいい。「山茶花梅雨」が霰、雪に変わる道行きの後に、浸かる露天風呂。 湯煙から望む山肌には、イロハモミジが色づき、ナナカマドの赤い実がこぼれる。鶯宿温泉では「へっちょこ団子汁」をすする。宿の主人が「今年はカメムシが大発生してねえ」 と苦虫顔でいう。別名ヘコキムシ。悪臭を放つ。そういえば軽井沢に住む友人もカメムシに困っていると便りがあった。 地球温暖化のせいか。生物多様性の衰退が叫ばれ、 年に最大14万種が消失するという。生態学的なバランスや食物連鎖の維持が不可能になる。人々の暮らしに障害が生じる。 生物多様性を保全する具体的な取組みが急がれる。

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

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