2010年01月31日

マスコミ気象台

◇中国政府、グーグル撤退を慰留
中国外務省は14日、インターネット検索エンジン最大手の米グーグルが中国政府の検閲廃止を求め、 結果次第では中国から撤退すると表明したことについて「国際的なインターネット企業が中国で法に基づき業務を展開することを歓迎する」 と強調し、同社を引き留める姿勢を示した。同社が中国政府の検閲に協力しない意向を示し、 中国国内で行ってきた検索表示の自主制限を一部解除したことへの批判は避けた。 グーグルが撤退した場合の中国市場の信用失墜や同業他社への撤退波及を懸念しているとみられる。(「毎日」1月15日付ほか)

◇インフル本緊急出版、一転、講談社が回収
講談社が単行本「新型インフル禍の真犯人 告発! 死の官僚」を出版した直後に回収を始めたことが、10日分分かった。 著書は厚生労働省医系技官の村重直子さんで7日に刊行。だが「緊急出版するため、編集部が村重さんの話を文章にまとめた。 医学的に不正確な表記が多数あり、タイトルも含めて村重さんと話し合い9日から回収を開始した」(同社学芸図書出版部)という。 すでに購入された本は、村重さんの新著(2月末までに刊行予定)と無償交換する。(「毎日」1月11日付ほか)


◇凸版、書籍の検索サイト開設
凸版印刷は4月、書店の店舗情報を発信するウェブサイト「本屋の歩き方」を開設する。住所などから近くにある書店を検索でき、 店舗が開催するイベントやお薦めの書籍などの情報を閲覧できる。出版不況で廃業が続く中小書店の集客を支援する狙い。 出版社や書店情報を持つ出版取次などにも参加を呼びかけ、開設時に500店超の情報掲載を見込む。(「日経」1月7日付)

◇中国広告大手に電通が4割出資
電通は中国で最大の店頭販売促進ネットワークを保有する広告大手、閃創広告(サントレンド・グループ、STG、広州市)に4割出資する。 電通はSTGとの提携によって日本や海外企業の広告主を増やし、世界最大の広告会社WPPグループを追撃する。 電通の出資額は50億円程度となる見通し。(「日経」1月7日付)

◇TBS系番組取材で郵便物を無断開封
TBS系で09年12月に放送された詐欺事件に関する特集で、 取材を担当した通信社のスタッフが対象者の郵便物を無断開封していたことが15日分かった。放送倫理・番組向上機構(BPO) の放送倫理検証委員会は同日、問題がなかったか審議に入ることを決めた。TBSによると、企画を持ち込んだAPF通信社のスタッフが、 取材対象の外国人男性の本名を知るためアパートの郵便受けから公共料金の請求書を抜き取って開封。内容を確認後、修復し戻したという。( 「毎日」1月16日付ほか)

◇八重山毎日新聞の記事に新聞労連ジャーナリスト大賞
新聞労連は16日、第14回新聞労連ジャーナリスト大賞を発表した。平和や民主主義、言論の自由などに貢献した記事を表彰するもので、 大賞に八重山毎日新聞の連載「八重山難民の証言/生還−ひもじくて」を選んだ。連載は2009年1月スタート。 戦争末期に石垣島から台湾へ疎開した住民らの体験を35回にわたって記録した。疋田桂一郎賞には徳島新聞の連載「家庭の中の暴力」 が選ばれた。(「朝日」1月16日付ほか)

◇ネットにサイバー攻撃情報〜グーグル被害と同じ手口
米検索大手グーグルなどが昨年12月、中国から受けたサイバー攻撃と同じ手口の攻撃を可能にする情報が、 インターネットで公開されていることがわかった。米コンピューターセキュリティー大手マカフィーが確かめた。被害が広がる恐れがある。 同社のジョージ・カーツ最高技術責任者(CTO)が15日、自身のブログで明らかにした。グーグルはサイバー攻撃について 「かなり高度なもの」としか説明していないが、何らかの根拠があって中国からの攻撃と判断したと考えられている。マカフィーによると、 手口は米マイクロソフトの閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラ」の未知の弱点を突き、コンピューターに不正侵入したりするもので、 グーグルを攻撃したソフトエアとしてマカフィーが調べていたものと同じだった。公開された経緯は不明。(「朝日」1月17日付ほか)

◇無断でGPSも〜TBS制作協力社
TBS系のテレビ番組「報道特集NEXT」などで制作協力したAPE通信社の記者が取材対象者の郵便物の記載内容を勝手に見た問題で、 TBSは16日、新たに、同通信社の取材担当者が、無断で取材対象者の車に全地球測位システム(GPS)機能付きの発信器を取り付け、 行動を追跡していたことを明らかにした。同番組などは昨年12月、外国人男性がただの黒い紙を、 黒く塗りつぶされた紙幣と称して被害者に渡し、金銭をだまし取った、とする詐欺事件の特集を放送。この男性への取材過程で問題は起きた。 TBSは16日の「報道特集NEXT」の中で、この事実を発表し、「報道倫理上認められないもの」とした。久保田智子アナウンサーが 「TBSは通信社側からこの事実を全く知らされていなかった。しかし、不適切な取材が行われていないか確認する責任があり、 深く感謝しております」と陳謝した。(「朝日」1月17日付ほか)

posted by JCJ at 13:41 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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