2010年03月09日

マスコミ気象台

◇広告費、ネットが新聞抜く
電通が22日発表した2009年の日本の広告費総額は、5兆9222億円で前年比11.5%のマイナスだった。テレビや新聞、雑誌、ラジオの4媒体がいずれも10%を超える減少となったのに対し、インターネット広告は同1.2%増の7069億円だった。ネットが新聞を逆転し、首位のテレビに次ぐ額を確保した。広告費の総額は07年の7兆191億円をピークに2年連続で減少した。08年は秋のリーマン・ショックを境に企業が広告宣伝費を削減したことが響き、前年比4.7%減った。09年はマイナス幅がさらに拡大した。(「日経」2月23日付ほか)◇イスラム風刺画掲載の1紙和解〜デンマーク
イスラム教予言者ムハンマドの風刺漫画をデンマーク各紙が掲載し、イスラム圏から強い批判が出た問題で、同国紙ポリティケンは26日、イスラム教徒側に謝罪し、同紙に抗議した中東などの8組織(計約9万4000人)と和解したと発表した。2005年に始まった風刺漫画問題で和解は初めて。(「毎日」2月27日付夕刊ほか)

◇日経新聞電子版、3月23日創刊
日本経済新聞社はインターネット上で利用できる「日本経済新聞 電子版」(Web刊)を3月23日に創刊すると社告した。社告では「信頼できる確かな情報を先端技術による便利な機能とともに提供。新聞の品質とデジタルの特性を併せ持つ新しいメディアを目指します。電子版を通じ、日経はネット時代の報道機関の使命を果たします」としている。購読料は紙の日経新聞定期購読者が月額1000円、電子版のみの購読の場合は同4000円となる。(「日経」2月25日付ほか)

◇NHK福地会長、途中辞任を撤回
NHKの福地茂雄会長(75)が、経営委員らに昨年伝えた任期途中での辞意を、撤回したことが24日わかった。今月になって経営委員らに意思表示した。複数のNHK関係者らによると、委員が集まった2月の非公式な会合で、福地会長は進退について聞かれ、「まだやるべきこと、気になっていることがある」と答えた。委員らは辞意撤回と受け止め、了承した。(「朝日」2月25日付ほか)

◇東映アニメ、純利益2.4倍
東映アニメーションは25日、2010年3月期の連結純利益が前期比2.4倍の12億円になりそうだと発表した。従来予想を上回る。アニメ映画の興行やキャラクター商品の版権販売が予想より良かった。有価証券評価損がなくなるのも追い風となる。(「日経」2月26日付)

◇共同受信施設の地デジ対応25%
総務省は23日、ビル陰などにある世帯がテレビの受信障害を避けるために利用している共同受信施設(全5万6004カ所)で、地上デジタル放送に対応済みの割合は09年12月末時点で25.8%だったと発表した。09年9月末から7.1ポイント上昇したが、10年3月末の目標値(50%)の半分にとどまり、目標達成は難しいとみられる。(「毎日」2月24日付ほか)

◇いじめ動画放置、グーグル側有罪〜イタリア地裁判決
イタリアのミラノ地裁は24日、インターネット検索大手の米グーグルの動画サイトに、自閉症の高校生がいじめられている様子を撮影した動画が投稿されたのに削除しなかったとして、グーグル・イタリアの元社長ら3人にプライバシー侵害の罪で禁固6カ月(執行予付き)の有罪判決を下した。レプブリカ紙など伊メディアが伝えた。投稿されたコンテンツの内容をめぐって、プロバイダーの刑事責任が認められたのは世界初のケースといい、今後、サービスを提供する側にどこまで責任を課すかが議論になりそうだ。「朝日」2月26日付ほか)

◇講談社の前期最終赤字57億円〜雑誌広告収入26%減
講談社が23日発表した2009年11月期の決算は最終損益が57億円の赤字(前の期は76億円の赤字)だった。雑誌の広告収入が26%減少したのが響いた。売上高は前の期比7.8%減の1245億円で、書籍が5.9%減、コミックを除く雑誌は9.6%減だった。売上高は1995年の2033億円をピークに減少が続いている。経常赤字は49億円だった。賞与や会合費のカットなどで「十数億円の経費削減」(同社)を実施した。全雑誌を見直しの対象とするほか、電子書籍や海外市場への対応を進めて事業の多角化を図る。(「日経」2月24日付)
posted by JCJ at 06:00 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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