2010年03月28日

マスコミ気象台

◇総務省、自殺報道で確認メール〜番組内容、民放5社に
総務省が在京の民放テレビ5社に対し、今年2月に東京都清瀬市の市立中学2年の女子生徒が自殺した問題の報道について、 取材内容や内容を問い合わせるメールを送っていたことが13日、分かった。番組内容への介入につながりかねないと批判が出る可能性もある。 メールは今月5日、総務省地上放送課の課長補佐が送付。遺影や生前写真を使ったかどうかや、 遺書を読み上げたかなどを問い合わせる内容だった。一部の放送局は回答を断り、同省は9日に質問を取り下げた。(「日経」3月14日付ほか)

◇グーグルが中国の検索の閉鎖計画
英紙フィナンシャル・タイムズは13日、インターネット検索最大手の米グーグルが、中国でのネット検索サービスを閉鎖する計画だと報じた。 検閲なしでのネット検索サービス運営を中国政府に求めていたが、交渉が行き詰まっているため。関係者によると、「99.9%」 の確率で同国の検索サービスを閉鎖するという。同問題を巡っては米政府も中国政府を批判しており、 グーグルがサービスを閉鎖すれば波紋が広がりそうだ。(「日経」3月14日付ほか)

◇アフガニスタン当局、取材規制を緩和
アフガニスタン政府は13日、反政府武装勢力タリバンに対する掃討作戦についての全面的な取材規制を緩和すると発表した。 作戦が進行中の間は、戦術の露呈を避けるため、治安部隊の姿を放送することはできないが、撮影自体は認められる。 大統領報道官は同日の会見で、「報道の自由は保障されており、誰も検閲されない」と述べた。同国政府は1日、 タリバンによる攻撃場面の放送や治安作戦の生中継を禁止すると発表。違反した記者は拘束するとしており、 メディア関係者から抗議の声が上がっていた。(「しんぶん赤旗」3月15日付ほか)

◇福山外務副大臣、文春などを提訴〜「記事で名誉棄損」
民主党参院議員の福山哲郎外務副大臣は15日、月刊誌「文藝春秋」の記事などで名誉を傷つけられたとして、 発行元の文藝春秋と記事を執筆したルポライター横田由美子さんらを相手取り、 総額1650万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こしたと発表した。提訴は12日。問題とされたのは同誌2月号に掲載された 「CO2 25%削減 『友愛』外交の敗北」と題する記事など。訴状で福山氏は「環境部門で強硬な意見を持つものの影響を受けて、 国民に対する配慮をせず、政府を取り仕切っているという印象を与えるが、虚偽だ」などと主張している。(「朝日」3月16日付ほか)

◇草薙氏とNHKが和解
奈良県で2006年に起きた医師宅放火殺人事件をめぐる報道で名誉を傷つけられたとしてジャーナリストの草薙厚子さんがNHKに慰謝料1千万円を求めた訴訟は15日、 東京地裁(沢野芳夫裁判長)で和解が成立した。和解条項は、 NHKが検察の任意の聴取に対する草薙さんの供述内容を報道する前に本人に取材をしなかったことを認める。 ▽NHKが草薙さんに謝罪の意を表し、100万円を支払う、とする内容。和解後、草薙さん側は「NHKが誤報と認めたものと理解している」 と説明。NHKは「誤報ではないという主張に変わりはないが、争いを決着させるのが適切だと判断した」との談話を出した。(「朝日」 3月16日付ほか)

◇海賊版撲滅へ日中協力
日本の漫画やアニメなどの海賊版が中国で大量に流通している問題への対策を強化しようと、文化庁と中国国家版権局は15日、 著作権にかかわる政策で両国が協力していくとする覚書を帰結した。今後、日本での拡大が予想される電子書籍をめぐっても、 海賊版流出が心配されていた。覚書によると、毎年日中著作権会議を開くほか、著作権の制度に詳しい人材の交流や、 人材育成のための研修を実施する。著作権についてのシンポジウムも開く。(「朝日」3月16日付ほか)

◇TBS、動画ネット配信を拡大
TBSはインターネットによる有料動画配信事業を拡大する。放送期間中の番組を後から見ることができる「見逃し配信サービス」 を4月に韓国ドラマで始めるほか、携帯電話への提供も本格化する。 2009年度は国内テレビ局で初めてという動画配信事業の年間通じての営業黒字を達成する見込みだ。(「日経」3月19日付ほか)

◇電子書籍懇談会、初会合で漫画家ら不信感
電子書籍の普及に向けた著作権などの課題を検討するための総務、文部科学、経済産業の3省合同の懇談会が17日、発足した。 作家の阿刀田高氏や漫画家の里中満智子氏ら著作者をはじめ、出版業界や情報通信産業など幅広い関係者で構成。6月をめどに、 業界内の役割分担や著作権制度の在り方などについて報告をまとめることを確認した。会合では、 国立国会図書館の長尾真館長が同館が所有する書籍の電子データを活用した有料貸出制度を提案。これに対して、里中氏らが「 (無料で貸し出しをしてきた)図書館は著作者の権利を制限してきた」と不信感を述べるなど、初回から荒れ模様。利害調整は難航必至だ。( 「毎日」3月18日付ほか)

posted by JCJ at 16:46 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック