2010年04月12日

日航123便墜落事件から25年――『天空の星たちへ』のこと=水島朝穂

 1985年8月12日(日曜)午後8時 NHK特集「人間のこえ――日米独ソ兵士たちの遺稿」が始まった。 スターリングラードの戦場で家族のことを思い、「塹壕のマドンナ」を描いた独軍将校クルト・ロイバーの話。私は正座して画面を見つめていた。 そこに突然、ニュース速報が流れる「羽田発大阪行日航機レーダーから消える」。酷寒の原野を行くドイツ軍捕虜の映像に、 「日航機には乗客497人〔ママ〕が乗っている」の字が重なる。「ロイバーは収容所について、まもなく死んだ」のナレーション。 家族がロイバーの絵を袋から出そうとした瞬間、画面はスタジオに切り替わった。「ニュースセンター9時」(当時) の木村太郎キャスターが緊張した面持ちで登場。「途中ですが、大阪に向かった日本航空機がレーダーから消えました…」と述べ、番組は中断。 NHKは特別報道態勢に入った。なお、このNHK特集は数日後に再放送がされたが、それの録画映像には、「日航機関係のニュースは、 午後10時15分より放送します」というテロップが残っている。

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*水島朝穂の平和憲法のメッセージ「今週の直言」に飛びます。

posted by JCJ at 17:16 | TrackBack(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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