2010年04月14日

マスコミ気象台

◇15分早め「ゲゲゲ」視聴率最低
29日に始まったNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ゲゲゲの女房」の視聴率が、関東地区14.8%、関西地区10.1%といずれも過去最低を記録したことが、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの関東地区の最低は「どんど晴れ」(07年度上半期)の14.9%。放送開始時間を15分繰り上げ、午前8時からとしたことが影響。48年ぶりの変更で、視聴者側の混乱を招いたことが一因とみられる。(「毎日」3月30日付ほか)◇グーグル検索、中国で不具合
インターネット検索世界最大手の米グーグルは30日、中国からネット検索を利用できない不具合が一時的に生じたことを明らかにした。同社は、当初、技術的問題とし、その後「中国政府の検閲システムに遮断された」と転換していた説明をさらに三転させ「対策を講じる前に改善した」とした。障害の原因、復旧した経緯はともに不明。グーグルは「引き続き状況を注視していく」としている。(「日経」4月1日付ほか)

◇児童ポルノ規制強化を
犯罪被害者支援に取り組む弁護士ら約10人が31日、「児童ポルノを許さない社会を実現するための弁護士フォーラム」を結成、児童ポルノ画像を個人で見るために所有する単純所持の禁止などを国会に求める緊急アピールを発表した。コンピューターグラフィクッスや漫画も規制するよう求めている。(「毎日」4月1日付ほか)

◇TBS会長ら報酬返上
TBSは1日、井上弘会長ら、社外取締役を除く常勤役員17人(TBSテレビを含む)が報酬の一部を返上すると発表した。2009年度の視聴率が民法キー局5社のうち4位で、広告収入が落ち込んでおり、業績悪化の経営責任を明確化する。(「朝日」4月2日付ほか)

◇毎日新聞に12地方紙が配信
毎日新聞社は1日、共同通信社に58年ぶりに再加盟するとともに、共同に加盟する12地方紙から取材網のない地域での記事配信を受け始めた。配信するのは東奥日報(青森)、岩手日報、山形新聞、福島民報、下野新聞(栃木)、上毛新聞(群馬)、山梨日日新聞、北國新聞(石川)、日本海新聞(鳥取)、徳島新聞、佐賀新聞、熊本日日新聞。(「朝日」4月2日付ほか)

◇オンデマンド黒字化へ
放送後の案組をパソコンで視聴できる「NHKオンデマンド」について、12年度に単年度黒字化する見込みであることが30日、わかった。参院総務委員会でNHKの日向永実・放送総局長が答えた。オンデマンドは08年12月にサービスを開始。09年度は約22億円の収入見込みに対し、実績は約3億円だったが、料金の値下げやコンテンツ強化で利用者を増やし、黒字化を目指すという。だが12年度の累積損失額は約65億円と予想されている。(「毎日」3月31日付ほか)

◇「国境なき記者団」、報道機関への威嚇行為を批判
国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)は27日までに、シンガポールのリー・シェンロン首相に公開書簡を送り、同国の政治体制を批判的に報じる報道機関を名誉棄損で訴えて威嚇する行為をやめるよう求めた。(「しんぶん赤旗」3月28日付ほか)

◇TBSネット配信黒字へ
テレビ番組をインターネットなどに配信するテレビ各局の取り組みが好調だ。人気ドラマなどを配信する「TBSオンデマンド」は、2009年度に初めて黒字となる見通しだ。フジテレビや日本テレビの収益も改善。これまでは利益を出すまでにはいたらなかったが、各局は新たな収益源として期待している。(「朝日」3月28日付ほか)
posted by JCJ at 06:00 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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