2010年04月20日

マスコミ気象台

◇情報公開見直し政府検討チーム、15日に初会合
枝野幸男行政刷新担当相は9日の記者会見で、国や独立行政法人の情報公開制度を見直すため自身を座長とする「行政透明化検討チーム」を設置すると発表した。審査時間の短縮や、行政側の判断で非公開にできる要件の厳格化を図ることにより、情報公開を進めたい考え。15日に初会合を開き、6月をめどに見直し案をまとめたうえで、情報公開法の改正を目指す。(「毎日」4月9日付夕刊ほか)◇米兵犯罪処理法務省資料、閲覧制限を解除〜国会図書館
米兵犯罪の処理に関する法務省マル秘資料を所蔵している国立国会図書館が、同資料の一般への閲覧を制限していた問題で、個人情報に関する部分を除いて制限を解除し、閲覧できるようにしていたことが8日までに分かった。閲覧制限が解除されたのは、同資料に掲載されている。刑事裁判権に関する日米合同委員会の秘密「合意事項」の全文などを見ることができる。(「しんぶん赤旗」4月9日付ほか)

◇タクシン派、通信施設を占拠〜TV放送の遮断に抗議
バンコク都心部繁華街を占拠しているタイのタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)は9日、バンコク郊外にある通信衛星会社「タイコム」の通信施設に突入、占拠した。同施設には非常事態宣言に基づき立ち入りが禁じられたが、現場の軍兵士は警備を解除。政府は非常事態を宣言しながらUDDの抗議を抑えられず、アピシット政権は追いつめられつつある。UDDがタイコム社に押しかけたのは、政府がタクシン派系の衛星テレビ局「ピープルズ・チャンネル」の放送を遮断したことに抗議するため。(「毎日」4月10日付ほか)

◇地デジ受信機普及、3月は303万台増
NHKは8日、地上デジタル放送の3月末現在の普及状況(速報値)を発表した。地デジ受信機(テレビ、チューナー内蔵録画機など)が3月単月で約303万台増加し累計で約7168万台になった。2月単月より100万台以上増加したのは、4月からの「エコポイント」制度の見直しで、対象製品が限定されることを見越した”駆け込み特需”とみられる。(「しんぶん赤旗」4月10日付ほか)

◇電通、275億円の黒字〜前期最終、広告収入が回復
電通は9日、2010年3月期の連結最終損益が275億円の黒字(前の期は204億円の赤字)になったと発表した。従来予想に比べ黒字幅が29億円に拡大した。期末にかけて冬季オリンピック関連などの広告収入が予想以上に回復した。電通単体の広告売上高をみると、1〜3月期には新聞とテレビの減収率が前年同期比1%まで縮小しており、底打ち感が出ている。(「日経」4月10日付)

◇沖縄密約認め開示命令〜東京地裁
1972年の沖縄返還に絡み、日米両政府が交わした密約文書の開示を求めた訴訟の判決が9日、東京地裁であった。杉浦則彦裁判長は密約の存在を認め、「外務省と財務省は不開示決定当時に文書を保有していたと認められる」と判断し、両省に文書の開示と総額250万円の損害賠償を命じた。(「東京」4月10日付ほか)

◇USEN9−2月、最終赤字7億円
USENが9日発表した2009年9月〜10年2月期の連結決算は、最終損益が7億1000万円の赤字(前年同期は7700万円の黒字)だった。不採算事業からの撤退やコスト削減で営業増益は確保したが、飲食店店舗の減損損失を計上した。売上高は前年同期比35%減の756億円。カラオケ事業など不採算事業の売却で大幅減収となった。(「日経」4月10日付ほか)

◇日本人カメラマン死亡〜タイ衝突、取材中に銃撃
タイ政府は10日、首都バンコク中心部で反政府集会を続けるタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)の強制排除に乗り出した。軍や警察部隊とデモ隊との大規模な衝突に発展し、地元病院によると、ロイター通信の日本人テレビカメラマン、村本博之さんを含む民間人6人と兵士4人の計10人が死亡。死者は計13人に達したとの情報もある。ロイター通信によると521人が負傷した。(「毎日」4月11日付ほか)

posted by JCJ at 06:00 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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