2010年05月09日

【今週の風考計】

<日米密約>成立までの経緯が明らかになってきた。これほどまでに日本の政治家や官僚は、 対米呪縛の虜になっていたのか、その実態には驚き呆れる。主権を投げ捨てても、見苦しい詭弁や巧妙なレトリックを駆使し、 米国の主張を隠そうとしてきた、そのヌエ精神が恐ろしくなる。いかに国民を欺むくか、それだけに腐心してきたといっても過言ではない。 なぜ在日米兵の犯罪が裁かれないのか。 なぜ強姦や暴行の被害者が泣き寝入りを強いられるのか。これもまた米兵事件について、日本は刑事裁判権を放棄する密約があったからだ。 1995年10月、 米兵による少女暴行事件に抗議する沖縄県民総決起大会のニュースに釘付けとなった、当時大学1年生の布施祐仁さんは、34歳になったいま、 『日米密約─裁かれない米兵犯罪』(岩波書店)を著した。若きジャーナリストの実態を暴く筆致は鋭い。

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

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