2010年05月17日

戦争の「無人化」と「民営化」=水島朝穂

 今回は無人機「プレデター」(捕食者)の話である。『毎日新聞』ワシントン特派員・ 大治朋子記者の仕事は以前から注目してきた。特にクラスター弾禁止条約の報道では、『毎日新聞』は群を抜いていたが、 その推進力が大治記者だった。最近では、4月30日から5月4日までの5回連載「テロとの戦いと米国・第4部『オバマの無人機戦争』」 は秀逸だった。初回の4月30日付は、1面トップ記事から3面解説、外報面での米軍関係者(複数)へのインタビューまで、 すべて大治記者の単独署名記事である。
 私は、米空軍が「プレデター」を使って、米本土から遠隔操作でアフガンやイラクで民間人を殺害してきた事実は知っていたが、 連載冒頭の文章には衝撃を受けた。「米国本土の基地から衛星通信を使い、1万キロ以上離れた戦地で無人航空機を飛ばす。 兵士は自宅で家族と朝を迎え、基地に出勤。モニター画面に映る『戦場』で戦い、再び家族の待つ家に帰る」。 「午前中3時間はアフガンで飛ばし、1時間休憩する。午後の3時間はイラクで飛ばす。米国にいながら、毎日2つの戦場で戦争をしていた」。 米西部ネバタ州ネリス基地で無人機パイロットをしていた空軍大佐の言葉である。

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*水島朝穂の平和憲法のメッセージ「今週の直言」に飛びます。

posted by JCJ at 09:03 | TrackBack(0) | メディアウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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