◇名古屋FM局停波へ
愛知県を中心に東海地方で放送している外国語FM局「RADIO−i(レディオ・アイ)」が9月30日で放送を停止する。
運営する愛知国際放送が15日発表した。総務省によると、放送地域の狭いコミュニティーFM局を除くラジオ局の停波は初めて。
広告収入の落ち込みに歯止めがかからず、事業の継続が難しいと判断した。(「朝日」6月16日付ほか)
◇ザ・コーヴ「上映を」〜ペンクラブ
イルカ猟を取り上げた映画「ザ・コーヴ」を巡り、日本ペンクラブ(阿刀田高会長)は15日、相次ぐ上映中止を憂慮する声明を出した。
「映画館・大学を含む公的施設は、圧力に屈することなく作品の上映機会を提供できるよう努力を重ねて欲しい」としている。(「朝日」
6月16日付ほか)
◇3月末に不明のジャーナリスト、タリバンが監禁
アフガニスタン北部で取材中のフリージャーナリスト、常岡浩介さん(40)
が3月下旬に消息不明となった問題で同国の旧支配勢力タリバンのザビウラ・ムジャヒド報道官(北、中部各州担当)は「タリバンの地方組織
(常岡さんの)身柄を預かっている」と述べ、タリバンによる拉致・監禁事件であることを認めた。(「毎日」6月17日付ほか)
◇プロ野球肖像権、選手側敗訴確定
ゲームソフトやカードに使われるプロ野球選手の名前や肖像の使用許諾権が球団と選手のどちらにあるかが争われた訴訟の上告審で、
最高裁第3小法廷は15日付で、選手側の上告を棄却する決定を出した。選手側敗訴とした1、2審判決が確定した。(「毎日」
6月17日付ほか)
◇日弁連、「コーヴ」中止に懸念
和歌山県太地町のイルカ漁を取り上げた米ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」の上映中止問題で、日弁連(宇都宮健児会長)は16日、
「制作者の表現の機会自体を奪うものであり、表現の自由が大きく損なわれる」と懸念を示す会長談話を発表した。談話では、
映画関係者に対しても「毅然(きぜん)とした態度で上映を実施するよう求める」と指摘した。(「毎日」6月17日付ほか)
◇都議会本会議、青少年条例改正案否決
東京都議会は16日の定例本会議で、
18歳未満の性的行為を過度に描いた漫画の18歳未満への販売を規制する都青少年健全育成条例改正案を3人差で否決した。
与党の自民党や公明党は賛成したが、民主、共産など野党会派が反対。都側は改正案を練り直し、9月定例会以後に再提案する方針。(「毎日」
6月17日付ほか)
◇少年サンデーの旧作をiPhonに配信
小学館は16日、米アップルの多機能携帯電話「iPhon(アイフォーン)」向けに少年漫画誌「週刊少年サンデー」の旧作の配信を始めた。
無料の専用アプリケーションをインストールすれば、試し読みや購入ができる。当初配信されるのは「名探偵コナン」「うる星やつら」
「MAJOR」など4タイトルの1〜5巻。1巻450円で、今後毎週2巻ずつ追加していく。(「毎日」6月17日付ほか)
◇北朝鮮でのW杯放映、合法
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の試合が北朝鮮で放映されていることについて、国際サッカー連盟(FIFA)は15日、
「アジア太平洋放送連合」(ABU)を通じて、北朝鮮を含む貧困国に無償で映像を提供している」として、問題ないとの立場を明らかにした。
ロイター通信が伝えた。この問題では、韓国のSBSテレビが「わが局は朝鮮半島全域での放映権を獲得している」として、北朝鮮の”無断放映”
を非難していた。(「しんぶん赤旗」6月17日付ほか)