2010年07月04日

【今週の風考計】

9日、「布川事件」の再審初公判が開かれる。 1967年に起きた強盗殺人事件で、無期懲役が確定の桜井昌司さんと杉山卓男さんは、無罪を求め再審開始への期待を高める。袴田事件、 志布志事件、冤罪の事例は後を絶たない。17年半も拘束され、 再審で無罪が確定した「足利事件」の菅家利和さんは、20年ぶりにできる参院選投票にあたり、「刑事事件の取り調べを、 全面可視化しなければ、冤罪はなくならない」と訴える(朝日7/4付)。若い人には、菅生事件といってもピンと来ないだろう。坂上遼『消えた警官─ドキュメント菅生事件』 (講談社)がある。映像なら「日本の黒い夏─冤罪」(熊井啓監督)。松本サリン事件を素材に、一市民を冤罪へと陥れる過程をリアルに描く。 「BOX袴田事件 命とは」(高橋伴明監督)は、死刑が確定した元プロボクサー袴田と裁判官の苦難の日々をあぶり出す。ぜひ観てほしい。

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

posted by JCJ at 11:24 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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