2010年10月18日

マスコミ気象台

◇TBS、横浜球団売却へ
プロ野球・横浜ベイスターズの親会社である東京放送(TBS)ホールディングスが球団の売却に向けて最終調整に入ったことが30日分かった。 譲渡先は、トステムやINAXを傘下に置く住宅設備最大手の住生活グループを軸に協議している。 TBSは景気低迷で広告収入の落ち込みが続いており、球団売却で財務体質の強化を図るのが狙いとみられる。(「朝日」10月1日付ほか)

◇毎日新聞社と共同通信社が1日から合同航空取材
東京本社管内の航空取材で、毎日新聞社と共同通信社が協力する合同航空取材が1日スタートし、 午前10時から羽田空港の毎日新聞格納庫で安全祈願祭が行われた。合同航空取材では同社のカメラマンが交代でヘリに乗り込み、 撮影した写真や動画を相互に提供する。(「毎日」10月2日付)

◇東芝と凸版が連携し、電子書籍を国内で配信
東芝は2011年にも国内で電子書籍配信サービスに乗り出す。凸版印刷と組み、電子書籍サイトを開設する。 東芝はパソコンや電子書籍端末の販売だけでなく配信サービスも手がけて収益源を広げる。 国内の電子書籍配信サービスにはシャープやソニーなどが携帯電話会社とともに年内に参入する予定。企業間の競争が、 電子書籍の普及を後押ししそうだ。(「日経」10月4日付)

◇日刊現代に名誉棄損で賠償命令
民主党の故永田寿康・元衆院議員にライブドアの粉飾決算事件に絡む偽メールを提供した男性が、 日刊ゲンダイの記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の日刊現代に550万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は4日、 55万円の支払いを命じた。問題となったのは、日刊ゲンダイ06年3月9日号。男性の人間関係などに関し 「闇社会とのかかわりもとりざたされている」などと報じた。木納敏和裁判長は、争点となった記事中の5カ所を「いずれも真実と認められない」 として「記事は男性が暴力団と仕事を共にするような密接な関係であるかのように報じ、社会的評価を低下させた」と指摘した。(「毎日」 10月5日付ほか)

◇伊首相弟が経営新聞社家宅捜索
イタリアの検察当局は7日、ベルルスコーニ首相の弟が経営する日刊紙「ジョルナーレ」(本社・ミラノ)を、同国最大の経済団体 「イタリア産業連盟」会長への中傷記事を準備して脅迫した疑いで家宅捜索した。編集局長と編集局次長の事情聴取も行った。 ANSA通信などが伝えた。同紙は、首相の言動や政策に批判的な言動をとっていた産業連盟のマルチェガリア会長について、 家族のスキャンダル記事を掲載しようと準備。編集局次長が同会長の報道担当者に「明日、 会長の家族のビジネス取引に関する裁判記事を掲載する」という内容のメールを送り、脅迫したとされる。検察当局は盗聴捜査で事実を把握した。 同紙は首相の政敵スキャンダルを報じるなど、「首相の広告塔」の役割を担っているとされている。同紙側は7日夕、記者会見し、 電話とメールを送ったことを認めた。(「朝日」10月8日付)

◇NHK記者、捜査情報漏えい
NHKは8日、大相撲の野球賭博事件で警視庁が家宅捜索するという情報を、 報道局スポーツ部の30代の男性記者が事前に日本相撲協会関係者にメールで知らせていたと発表した。さらに調査し、 記者の処分などを決める方針。一方、警視庁は証拠隠滅容疑に当たる可能性もあるとみて、記者や協会関係者から任意で事情聴取した。(「毎日」 10月9日付ほか)

◇読売新聞に賠償命令
2001年2月に英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(当時21)が遺体で見つかった事件をめぐり、 読売新聞記事で名誉を傷つけられたとして、織原城二被告(58)が5500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。 端二三彦裁判長は請求を一部認め、55万円を支払うよう読売側に命じた。(「朝日」10月9日付ほか)

◇NHK、情報漏えい問題で苦情・抗議440件
NHKの報道局スポーツ部の記者が大相撲の野球賭博問題をめぐる家宅捜索の情報を捜査対象の親方にメールで送った問題で、 NHKが記者会見した8日夕から9日午後5時までに、東京・ 渋谷のNHK視聴者コールセンターや全国の放送局には約440件の苦情や意見が電話やメールで寄せられた。(「朝日」10月10日付ほか)

posted by JCJ at 10:25 | TrackBack(0) | マスコミ気象台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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