2010年10月24日

【今週の風考計】

名古屋で開かれているCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の眼目、「名古屋議定書」 の採択に暗雲が広がる。生物遺伝資源から得た開発利益を、原産国に還元する国際ルールをめぐり、「派生物」を含めるか否かで、 先進国と途上国での対立が激しい。また絶滅危惧種の10% は保全に務めるという「生態系保全の国際目標」でも対立、「10%」の数値を削除した。さらに世界の全海域に占める「海洋保護区の割合目標」 でも、数値での折り合いがつかず設定を断念。ことごとく先進国と途上国が対立する。加盟しないアメリカは<洞ヶ峠>、無責任極まりない。日本の経団連も、数値設定に反対している。 議長国・日本政府は、29日の閉幕に向け、27日から始まる閣僚級会議での舵取りが、正念場を迎える。(2010/10/24)

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

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