◇日本S1、2戦は地上波全国中継なし
中日−ロッテで10月30日に開幕するプロ野球の日本シリーズで、
ナゴヤドームで開催される第1戦と第2戦は地上波での全国中継が行われないことが23日、分かった。複数の関係者が明らかにした。
11月4日に予定されている第5戦(千葉)も中継がない可能性があるという。
最高峰イベントである日本シリーズで地上波の全国中継がされないのは極めて異例。第1戦と第2戦はローカル放送とBS、
CSで中継される予定となっている。日本シリーズのテレビ中継は、出場する球団から推薦された局が全国中継するのが慣例となっていた。
しかし、今年出場する中日の試合は全国的な高視聴率を望めない状況にあり、中日が推薦した局と、シリーズ主催者の日本野球機構(NPB)
との交渉がまとまらなかったという。(「毎日」10月24日付ほか)
◇仙谷氏、新潮社を提訴
週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、仙谷由人官房長官が10月25日、
発行元の新潮社に1千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を東京地裁に起こした。問題になったのは、「『仙谷由人』の研究(前編)」
と題した10月28日号の記事、訴状によると、記事中には「国の中枢に鎮座するにはふさわしくない『黒い人脈』との因縁がある」
などの表現があり、暴力団関係者との交際や公文書偽造にかかわったような誤った認識を抱かせ、政治的立場を傷つけるとしている。(「朝日」
10月26日付ほか)
◇博報堂DY最終赤字倍増
博報堂DYホールディングスは26日、2010年4〜9月期の連結最終損益が93億円の赤字(前年同期は16億円の赤字)
になったと発表した。従来は損益ゼロを見込んでいた。コスト削減で営業・経常利益は上ぶれしたが、株式評価損が膨らんだ。
テレビのスポット広告は比較的好調だったが、番組スポンサーとなるタイム広告や、新聞広告などの回復が鈍かった。(「日経」
10月27日付ほか)
◇米の主要紙部数、4〜9月5%減〜ネット普及響く
出版物の発行部数調査機関である米ABCが25日に発表した米主要紙の4月から9月までの平日の一日当たりの平均発行部数は、
インターネットの普及による新聞離れが響き、前年同期比4.99%減となった。(「東京」10月27日付ほか)
◇電子書籍の販売、角川も参入発表
角川グループホールディングスは26日、電子書籍を販売するサイト「Book☆Waiker(ブックウォーカー)」
を立ち上げると発表した。小学館なども販売サイト事業に参入しており、今後出版社による開設が本格化しそうだ。
角川グループは2014年までに、年間30億円を超える売り上げを目指す。(「東京」10月27日付ほか)
◇NHK系と小学館がネット百科事典のコンテンツで提携
小学館とNHK系の番組制作会社NHKエンタープライズは、ヤフーが運営するネット百科事典向けのコンテンツ供給で提携した。
小学館がヤフーに有償提供している文字情報に、NHKの映像素材を編集した動画を追加していく。第一弾として28日、
ヤフーが展開する無料のネット百科事典「ヤフー!百科事典」に29種類の動物動画を公開する。(「日経」10月28日付)
◇TBS、ベイスターズ継続保有へ
プロ野球・横浜ベイスターズを保有するTBSホールディングス(HD)の財津敬三社長は27日、都内で会見し、住宅設備大手、
住生活グループとの間で進めていた球団売却交渉が合意に至らなかったと発表した。本拠地などの条件面で折り合わなかったとみられ、
TBS側が交渉を打ち切った。(「毎日」10月28日付ほか)
◇JCOM、携帯にも番組配信
CATV最大手のジュピターテレコム(JCOM)は2011年をめどにスマートフォンなど多様な機器で番組を視聴できるサービスを始める。
追加の月額料金がかからない契約者向けサービスとし、契約者増につなげる。新たな視聴機器はスマートフォンなどの携帯端末やパソコン、
ケーブルを接続していない家庭内の2台目以降のテレビを想定。国内のCATV事業者では初の試みだ。(「日経」10月28日付)