2010年11月15日

【今週の風考計】

<sengoku38>はUチューブから削除されても、 大量のミラー動画が拡散している。流した海上保安官は「全ての国民が見るべき」と誇るが、自己判断で流すのは問題だ。 武器を使用できる組織内の人間は、厳しい文民統制に従う─戦前の2・26事件から汲んだ苦い教訓である。それにしても公開すべき映像を公開しなかった政府、とりわけ<仙石>官房長官の言動には呆れる。 尖閣問題発覚の頭初から、密使扱いで同僚議員を中国へ派遣し、「ビデオ映像は封印する」密約を中国高官と交わす。 さらに答弁メモを国会内で撮影され、「盗撮」だとのたまう。守秘義務の罰則強化や「国家機密法」制定の検討まで言いだす。 まさに<戦国>の軍部参謀そっくりの発想。 東大在学中には全共闘の運動家で鳴らし、弁護士、34歳で社会党衆院議員に初当選、の経歴が、信じられない。(2010/11/14)

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

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