★11月22日は「いい夫婦の日」、平成22年の今年は、アニバーサリー・イヤーでもある。この日に因み、 最近こころ動かされた本と音楽を紹介しよう。★一冊は後藤正治『清冽─詩人茨木のり子の肖像』(中央公論新社)。 詩人茨木のり子の実像を描き出した本格的な評伝。彼女は20歳で敗戦を迎え、23歳で医師と結婚、48歳で夫を癌で失い、その後は独り 「倚りかからず」に、凛とした姿勢を保ち続け、79年の生涯を歩む。著作を手じかに読むのなら、『茨木のり子集 言の葉3 』(ちくま文庫) が廉価で入手しやすい。★もう一曲は「いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション」(ESCL3528−9)。 <いきものがかり>3人が、デビューからの4年間を凝縮する31曲を選んで収録。「ありふれた日常」の中から、 ハッとするような言葉や音を見つけ、ポップな曲に昇華させる、その感性が胸に響く。(2010/11/21)
2010年11月21日
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