◇紀伊国屋が電子書店
電子書籍販売事業への参入を表明していた書店大手の紀伊国屋書店は5日、紙の本と電子書籍の両方を扱う電子書店
「紀伊国屋書店BookWebPlus」を年内にも開設することを明らかにした。店舗を持つ書店としては国内初の取り組みという。
同書店によると、開設時に光文社や講談社など計約1200タイトルの電子書籍を用意し、1年以内に3万タイトルを目指す。
紙の本は約80万タイトルをそろえる。(「毎日」11月6日付ほか)
◇取材の邦人拘束、ビルマで
在ビルマ日本大使館は7日、
同国最大の都市ヤンゴンで2007年に反政府デモを取材中に射殺された映像ジャーナリストの長井健司さんが契約していたAFP通信社の山路徹代表
(49)が同日、不法入国の疑いでビルマ警察当局に拘束され、事情を聴かれていることを明らかにした。(「神奈川」11月8日付ほか)
◇電通、経常益9%増
電通は8日、2011年3月期の連結経常利益が前期比9%増の488億円となる見通しだと発表した。従来予想は5%減の427億円だった。
「スポット広告」を中心にテレビコマーシャルの需要が回復しているため。新聞広告の減少にも歯止めがかかってきており、
広告不況は最悪期を脱しつつある。(「日経」11月9日付)
◇ペンクラブ、テープ提出命令に反対
北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんについて、ジャーナリストの田原総一朗氏が「外務省も生きていないことは分かっている」と述べ、
有本さんの両親が慰謝料を求めた訴訟で、田原さんが神戸地裁から取材テープの提出命令を受けたことについて、日本ペンクラブが9日、
提出命令に反対する声明を出した。(「朝日」11月10日付ほか)
◇アダルト審査機関統合
アダルト作品の自主審査機関の「コンテンツ・ソフト協同組合」(加盟約100社)と「日本映像倫理審査機構」(日映審、同約50社)
は9日、12月1日付で統合し、「映像倫理機構」を発足させることを決めた。業界最大手の審査機関になる。2008年に日映審の前身の
「日本ビデオ倫理協会」(ビデ倫)の審査が不十分でわいせつDVDの流通につながったとして、審査部門幹部が逮捕される事件が発生。
警察や自治体から一本化を求める声が出ていた。(「朝日」11月10日付ほか)
◇アップル配信サイトに東野作品〜日本語書籍も無断販売
米アップル社のソフト配信サイトで、村上春樹さんの「1Q84」などベストセラー小説の中国語版が断りなく電子書籍化され、
販売されている問題で、日本語で書かれた東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」も無断で電子化され、売られていたことがわかった。
この問題で日本語作品の海賊版販売が発覚したのは初めて。(「朝日」11月10日付ほか)
◇ビルマ当局、山路記者解放
ビルマ当局に不法入国容疑で身柄を拘束されたAPF通信社代表の山路徹さん(49)は9日、同国から国外退去処分を受けた。
ビルマの日本大使館によると、タイ側の町メソトにビルマ警察の手で戻されたという。山路さんは7日、
タイ国境に接するビルマ東部ミャワディで拘束され、勾留されていた。大使館によると、山路さんが解放されたのは9日午後4時過ぎ。
ミャワディでは8日から政府軍と少数民族勢力の戦闘が発生していたため、小康状態になってから解放されたという。(「朝日」
11月10日付ほか)
◇NHK経営委「福地会長続投を確信」
NHKの小丸成洋経営委員長は9日、来年1月に任期満了を迎える福地茂雄会長(76)について「続投していただけるものと確信している」
と述べた。小丸委員長は福地会長に再三にわたり続投を求め、「そこそこの反応」を得ているという。経営委は会長の任命権を持っている。(
「産経」11月10日付ほか)