◇三菱電機、CMカット再生機能廃止
三菱電機はBDレコーダー(ブルーレィ・ディスク録画再生機)などに搭載しているテレビCMを自動で飛ばして再生する機能を廃止する。
2011年春以降に発売する新製品から、CMカット再生機能の搭載を取りやめる。
同機能については民放連が広告料収入に影響を与えるとして問題視していた。(「日経」2月11日付ほか)
◇テレビCMから懸賞に即応募〜博報堂DY、新手法を開発
博報堂DYグループは4月、視聴者と双方向で情報をやり取りできるデータ放送画面を自動表示するテレビCMを導入する。
CM画面の外側にキャンペーンなどの申し込みができる操作欄を表示。
テレビCMとインターネット広告の強みを併せ持つ手法として注目されそうだ。新手法はグループの博報堂DYメディアパートナーズなどが開発。
TBSテレビと組み、富士重工業の自動車のスポットCMで試験的に始めた。(「日経」2月11日付)
◇「文藝春秋」海外で電子版
月刊誌「文藝春秋」の電子版を海外で有料配信するサービスを始めた。海外在留の日本人向けで、日本国内では利用できない。
パソコンや米アップルの多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」などで購読できる。価格は現地の通貨で1000円前後に設定。(「日経」
2月11日付ほか)
◇電通、経常益41%増
電通が10日発表した2010年10〜12月期連結決算は、経常利益が前年同期比41%増の170億円だった。
株式評価損などで特別損失が54億円発生し、純利益は58億円と53%減った。また11年3月期の経常利益見通しを前期比16%
増の520億円と従来予想比32億円上方修正した。10日までに出そろった広告大手3社の通期見通しはいずれも上方修正を見込む。リーマン・
ショック後、最大手の電通に広告出稿が集中する傾向が続いていたが、業績回復の裾野が広がっている。(「日経」2月11日付)
◇番組案内を削除ミス
NHKは10日午後、同日夜の教育テレビ「仕事学のすすめ」で放送をとりやめたバイオ関連企業の林原(岡山市)
の林原健前社長の番組案内を誤って放送し、約20分後に字幕スーパーでおわびした。NHK広報局によると、
番組案内を削除し忘れたのが原因という。(「毎日」2月11日付ほか)
◇報道写真大賞に南アの写真家
世界報道写真財団(本部オランダ)は11日、
2010年に撮影された報道写真を対象にした第54回世界報道写真コンテストの大賞と入賞作品を発表した。大賞には南アフリカの女性写真家、
ジョディ・ビーバー氏が、
反政府武装勢力タリバーンの命令で夫によって耳と鼻を切り落とされたアフガニスタン人の女性を撮影した作品が選ばれた。(「朝日」
2月12日付)
◇敗訴の損害回復、講談社側が要求
元横綱朝青龍らの八百長疑惑を報じた「週刊現代」の記事をめぐり、
日本相撲協会などが2007年に提訴した複数の裁判で敗訴が確定している発行元の講談社は14日、
記事の取り消し広告を掲載したことなどによる損害を回復するよう求める通告書を協会に送った。(「東京」2月15日付ほか)
◇「公文書非公開は違法」と市民団体が提訴
渋谷区教育委員会が情報公開請求に対し、「ブログなどで職員らが中傷される恐れがある」
との理由で公文書を非公開処分としたのは違法として市民団体「渋谷オンブズマン」が15日、
処分の取り消しや公開義務付けを求めて東京地裁に提訴した。訴えによると、オンブズマンは区立中学校の給食記録について調査し、
堀切稔仁事務局長が10年9月、区立中学校長らの09年9〜12月分の「旅行命令簿」(出張記録)などを情報公開請求した。しかし、
区教委は10年12月、「オンブズマンのブログは実名入りの誹謗中傷記事が掲載されている」などとして、
公開情報の適正使用を定めた条例に基づき全面非公開とした。(「毎日」2月15日付夕刊ほか)