2011年02月20日

【今週の風考計】

1年半もたたずして、民主党政権はガタガタ。 3月2日までに成立を目論む予算関連法案も暗礁に乗り上げる。もはや崩壊寸前だ。菅首相の退陣か、解散か。 国民そっちのけで党内抗争に明け暮れる。しきりに菅内閣は、「一体改革」をいうが、消費税の増税のみがホンネ。 財界が喜ぶ市場原理主義と米国追随に拍車がかかる。自公政権に逆戻りだ。支持は2割もない。日本国債のランク付け低下には「疎い」と発言し、さらに鳩山前首相まで、 沖縄の米軍普天間基地の県外移設を断念したのは、日本を守る米海兵隊の「抑止力」にあるからと説明。だが、それは後付けの”方便” だったと発言するに及んでは、沖縄県民の怒りが沸騰するのも無理はない。くわえて小沢一郎元代表の「政治とカネ」問題にも、いまだ決着がつけられない。もう「政権交代の大義」は、どこにもない。(2011/2/20)

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

posted by JCJ at 09:17 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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