◇ネットにNHKラジオ
NHKは16日、ラジオ番組をパソコンでも聴けるよう、放送と同時にインターネットへも配信する方針を明らかにした。
2011年度中の開始を目指し、総務省に認可を求める。ラジオ第1、第2、FMのすべてを同時配信するかなど、具体的な内容は今後詰める。
(「朝日」2月17日付ほか)
◇中国、外国記者への取材妨害認めず
中国外務省の馬朝旭報道官は17日の定例会見で、自宅軟禁されている盲目の人権活動家、
陳光誠氏の取材で山東省を訪れた外国人記者が当局の妨害に遭ったことへの見解を問われ、事実関係の確認は避けつつも「状況を知った後、
直ちに地方当局と連絡を取り、適切に対応され、負傷者は出なかった」と述べた。一方で「外国人記者は中国の法律を守り、
国情を尊重することを望む」とも付け加えた。(「産経」2月18日付ほか)
◇ハンガリー報道規制法修正へ
ハンガリー政府は16日、欧州連合(EU)の要求に沿ってメディア法修正案を2週間以内に国会に提出することで欧州委員会と合意した。
この問題は今年1月からの同国のEU議長としての立場に影を落としていた。(「しんぶん赤旗」2月18日付ほか)
◇エムアップ、電子書籍の制作・配信参入へ
音楽配信のエムアップ(東京・渋谷)は17日、電子書籍の制作・配信事業に参入すると発表した。主に作家が持ち込んだ未発表作を電子化し、
スマートフォンなどに配信。売り上げの40〜55%を作家に還元する。1作目として、直木賞作家の伊集院静氏による晋作小説「なぎさホテル」
の配信を始めた。(「日経」2月18日付)
◇米VOA、中国向け放送停止か
米国政府系の海外向け放送、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が今年10月に中国向けの短波ラジオ放送を停止する方針だ。
VOAの中国向けラジオ放送は、中国国民に自国政府の検閲で知らされないニュースを提供する役割を果たしてきた。
今回の停止方針はオバマ政権の国務省が主体となった判断で、中国政府の年来の反発が大きな要素だとみられる。(「産経」2月18日付)
◇BPOが2番組審議へ
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は18日、1月8日放送の日本テレビ系の報道番組「news every.サンデー」
と、同月12日に放送されたTBS系のバラエティー番組「イチハチ」(毎日放送制作)2件について審議することを決めた。
「news evrey.サタデー」は、ペット対象のマッサージ店を紹介する際、番組スタッフが店員と知りながら、
一般客として登場させたという。「イチハチ」は、出演者が実際には所有していない物件を自宅として放送したという。(「毎日」
2月19日付ほか)
◇密約文書不開示は適法
沖縄返還を巡る日米間の密約を示す文書を外務省が開示しないのは不当だとして、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」
の三木由希子理事長が不開示決定取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は18日、請求を棄却した。川神裕裁判長は
「決定時点で外務省が対象文書を行政文書として保有していたとは認定できない」と述べ、決定は適法と判断した。(「毎日」2月19日付ほか)
◇放送ウーマン賞決まる
放送界で優れた業績を上げた女性を表彰する「放送ウーマン賞2010」が脚本家の大石静さんと、
琉球朝日放送キャスターの三上智恵子さんの2人に贈られることが決まり、18日発表された。大石さんは昨年秋に放送された
「セカンドバージン」(NHK)など大人の女性たちをひきつけるドラマを作り続けていることが、三上さんはドキュメンタリー
「英霊か犬死にか」などにおける真摯な報道姿勢が、それぞれ評価された。(「毎日」2月19日付ほか)