2011年03月20日

【今週の風考計】

福島原発の「臨界」 が心配だ。原子炉3つ、使用済み核燃料の貯蔵プール2つ、合計5つが同時に危険な事態にある。最悪の場合は、格納容器が破壊され、 大量の放射性物質が外気中にばらまかれる。まさにチェルノブイリ原発事故の再現となる。とりわけ1号〜4号機は、2000年前後に寿命30年を迎えている。だが新規交換されず、 免許更新で運転続行。寿命から10年経た老朽機だけに、計器やバルブ、ポンプなど部品の劣化も予想され、制御が難しいのは間違いない。 日本全国には56基の原発がある。冷却水を得るため、海に近いところにある。 大地震が起きれば、必ず津波に襲われる。心配される東海地震、その想定震源域にある中部電力・浜岡原発は、最も警戒が必要だ。 だが停止しないという。安全神話は崩壊したのに、さらに人災を招くのか。原発危機への鈍感さはぬぐいがたい。(2011/3/20)

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

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