八ヶ岳南麓の仕事場で一人原稿を書いていた。何の前触れもなく、突然大きな揺れがきた。壁の額縁が落ちた。これは大きいぞ。 すぐにテレビをつけると、震度5。東北地方は震度7のところもある。マグニチュードは8.8(後に9.0に修正)。 これは大変なことになったと画面を見つめていると、電気がダウンした。ストーブも止まった。雪がちらついてきた。 すぐに復旧すると思ったのが甘かった。日頃、夕方5時に「家路」のメロディーを大音響で鳴らし、「人権相談」や「お悔やみ放送」 まで垂れ流す防災無線の放送塔は沈黙したままだ。一度だけ、この地域一帯が停電しているという事実を簡単に触れただけだった。
2011年03月21日
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