◇「恐怖心あおる」、アエラ表紙に批判
福島第1原発の事故をイメージした19日発売の「朝日新聞WEEKLY AERA」(朝日新聞出版発行)の表紙に対し、
「風評被害を助長する」などと批判が高まり、同誌は20日、短文投稿サイト「ツイッター」で
「ご不快な思いをされた方には心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。(「産経」3月21日付ほか)
◇NHKが避難者検索システム
東日本大震災を受けNHKは20日、避難者名簿をインターネットで検索するシステムを始めた。
被災地の各県が避難所ごとにまとめた名簿をもとに、県の了解を得て作成。同局のトップページから「東北関東大震災・避難者名簿検索」を開き、
避難所がある場所や氏名を入力して検索する。名簿発表に合わせ、データは増えていくという。(「産経」3月21日付ほか)
◇ACのCM繰り返しに苦情
東日本大震災以降、テレビ、ラジオのCMは、企業CMに替わり、ほとんどがACジャパン制作のCMになっている。ACには、視聴者から
「うんざり」「いいことを言っているのに、こう繰り返されると逆効果」などの苦情が殺到している。ACはこれまで各局に、
ACCMの放送自粛や、内容のそぐわないCMの中断、CMの最後の「エーシー」という音声の削除などを要請。
さらに16日にはホームページで、CMが非常時に対応したものでないことを述べ、「視聴者の皆様に大変ご不快な思いをおかけしました」
と謝罪している。(「しんぶん赤旗」3月20日付ほか)
◇NYタイムズ、電子版の料金発表
米紙ニューヨーク・タイムズは17日、電子版について、端末の種類により4週間ごとに15ドル(約1200円)
からとする課金制度を発表した。月20本までは記事を無料で読むことができるが、20本を超えると有料となる。
17日から先行実施するカナダを除き、世界同時に28日から実施する。(「朝日」3月19日付ほか)
◇NHKが放送時間短縮
NHKは15〜19日、教育テレビとBS2を、午前0時から午前5時まで放送をやめることを決めた。節電に協力するためという。
同チャンネルでは今回の大地震発生後、主に安否情報を電話で受け付けて流したり、被災地に役立つ生活関連情報を放送したりしている。ただ、
放送をやめる時間帯は元々、総合テレビと同じ内容を放送する予定だったといい、節電を優先することにした。(「朝日」3月15日付ほか)
◇民放のCM放映再開
震災発生直後からCMをとりやめて特別編成で報道番組を放送してきた日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日は14日、CMを再開した。ただ、
多くのスポンサー企業が自粛の意向を示しており、公共広告が増えている。テレビ東京は12日深夜のアニメ番組からCMを入れ始めた。
TBS広報部はCM再開について「津波情報や注意報が解除され、新たな災害発生の危険性が比較的低下したため」と話している。(「朝日」
3月15日付ほか)
◇毎日支局長、センバツで購読要請
第83回選抜高校野球大会に出場する私立静清高(静岡県藤枝市)のホームページに、出場決定前の1月中旬、
大会を主催する毎日新聞の静岡支局長名で「選ばれるのは確実」として、同校関係者に毎日新聞の購読を要請していたことが8日、分かった。
その後、毎日新聞東京本社が、文章に気づいて支局長に指摘し、削除された。(「東京」3月9日付ほか)
◇ニコ動・NHKコラボ
放送3千回を誇るNHKの看板番組「クローズアップ現代」が10日、
小沢一郎民主党元代表の独占会見の配信などで存在感をみせるネットの動画サイト「ニコニコ動画」と連携して放送する。
NHKの番組制作者が同サイトの生番組に出演し、ネットユーザーとの対話に挑む。(「朝日」3月9日付ほか)