◇毎日新聞、新たに4地方紙と提携
毎日新聞社は山陽新聞社、四国新聞社、愛媛新聞社、長崎新聞社の4社から配信を受ける契約を結び、4月1日からそれぞれの地域面で記事・
写真の提供を受ける。毎日新聞が配信を受ける有力地方紙はこれで16社となる。(「毎日」4月1日付ほか)
◇テレビCM、通常に回復傾向
テレビCMの放送がACジャパンから通常のCMに戻りつつある。約半数近くを占める大手代理店・電通が扱うCMが、3分の1以上復帰した。
通常CMのほかに、携帯会社などは災害情報伝言板の告知や、保険会社では損害の問い合わせを受け付けるCMを放送。
ACのCMは18日頃から、タレントやサッカー選手などが復興を願うCMを放送し、対応している。(「しんぶん赤旗」3月31日付)
◇「サンデー」ネット公開
小学館は30日までに、「週刊少年サンデー」の16号(16日発売)と17号(23日発売)に掲載された全作品を、
インターネットで無料公開することを決めた。東日本大震災の影響で配送の遅れなどがあるため。同社のサイト「クラブサンデー」
で4月5日から公開予定。(「毎日」3月31日付ほか)
◇講談社6誌無料公開
講談社は28日、東日本大震災の影響で被災地への配送が遅れている「週刊少年マガジン」など同社発行の雑誌6誌を、
インターネットで無料公開した。公開期間は4月1日〜30日。対象は「少年マガジン」のほかに「ヤングマガジン」「週刊モーニング」
「イブニング」「LOVE」「Kiss」「BE LOVE」「講談社コミックプラス」。(「東京」3月29日付ほか)
◇「AERA」連載、野田さんが終了〜「放射能が来る」表紙抗議
劇作家・演出家の野田秀樹さん(55)が、週刊誌「AERA(アエラ)」(朝日新聞出版)で執筆してきた連載「ひまつぶし」
を打ち切ったことが28日分かった。同日発売の4月4日号で明らかにした。同誌が19日発売の3月28日号の表紙に「放射能が来る」
のタイトルで防護マスクの写真を大きく掲載したことに対し、野田さんは4月4日号の連載上で
「面白半分で人々を煽るような次元のこととは違う」などと抗議。「この回をもって終了させていただくことにした」と表明した。(「日経」
3月29日付ほか)
◇NHK震災報道、関東で高視聴率
東日本大震災後、NHKの報道番組が、関東地区で高い視聴率を得ていることが、ビデオリサーチの調査で分かった。
14日から20日までの調査で「NHKニュース7」29.8%(関西地区は19.4%)をはじめ、
上位10番組までをNHKの報道番組が占め、視聴率も20%を超えている。(「しんぶん赤旗」3月27日付ほか)
◇NHK福島局のラジオ、HPで聴取可能
NHKの日向英実放送総局長は23日の定例記者会見で、福島県から県外に避難する被災者が増えていることに対応して、
福島放送局のローカルラジオ番組をNHKのホームページから聴けるようにするサービスを始めたことを発表した。また、
被災してテレビが視聴できない地域があるため、動画共有サービス「ユーストリーム」や「ヤフー」「ニコニコ動画」
でも震災関連番組を視聴できるようにしたところ、推計延べ3200万人の視聴があったという。
さらに東日本大震災関連の総合テレビの放送時間が22日までに約254時間となり、
阪神大震災発生後1か月間の約273時間を上回る見通しとなったことを発表した。(「しんぶん赤旗」3月27日付ほか)
◇センバツ試合ダイジェスト、NHKホームページで公開
NHKは26日、選抜高校野球大会の各試合のダイジェスト動画を、NHKのホームページで公開するサービスを始めたと発表した。
NHKによると、各試合の終了時間から約3時間半後に、3分程度にまとめて公開するという。電力事情を考慮し、
同大会のテレビ中継については、東北と関東地方では原則として午後4時までとしている。NHK広報局は「ダイジェスト動画は、
震災の影響で放送されない試合を見たい方のためのサービスになる」としている。(「東京」3月27日付ほか)