国道45号線。「三陸道」と呼ばれる仙台と青森を結ぶ一般国道で、東北の太平洋沿岸を走る。日本三景・
松島などの観光で私も通ったことがある。その時、この「津波浸水想定区域」の標識には気づかなかった。写真は、水島ゼミ8期生のM君
(某テレビ局勤務)が先月下旬に岩手県宮古市磯鷄・神林地区に入り、メールで送信してくれたものである。
標識には行政の判断で「ここまで」と書いてあるが、津波はその「想定」をはるかに超える高さ、大きさ、深さで迫ってきた。
東大地震研究所の調査によると、宮古市田老地区では37.9mまで駆け上がったという(『読売新聞』4月4日付)。宮古市全体で、
死者250人、行方不明者1700人を出している。
2011年04月12日
想定外という言葉――東日本大震災から1か月=水島 朝穂
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