★3・11から2か月。東電労組の姿が、まるで見えない。何をしているのか。現場作業員は被曝しながらも、 原子炉の制御に体を張っている。だが組合からのメッセージはない。会社幹部の曖昧な弁明を糺すでもない。組合員3万人の年収2割カット、 大規模リストラには協力するという。働くものの安全・生活はどうなるのか。★あえて言う。自らの生産現場で起きた事故は、人類・自然・ 文明に、深刻な危害をもたらしている。その事態を受けとめる組合ならば、積極的な提言をすべきだ。原発「安全神話」 に加担していたのなら率直に反省し、安全確保に向けて点検や対策に、独自の役割を担うべきではないか。 会社と運命共同体の発想で事態に埋没していたら、被災者は浮かばれまい。いまこそ労組の社会的責務を果たすときだ。 ★それには労働組合の3原則、@一致する要求での団結 A資本・政党からの独立 B地域・住民との連帯が、不可欠なのは論を待たない。 (2011/5/8)
2011年05月08日
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