2011年06月20日

【今週の風考計】

▼鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」をみた。舞台は、山口県東部の瀬戸内海に浮かぶ小さな島・ 祝島。豊かな海に囲まれ、ひじきの収穫、タイの一本釣りで忙しい。陸地では無農薬のびわを栽培し、おいしい米作りに励み、 健康な豚を放牧して育てる。▼そこへ中国電力の原発建設計画が持ちあがった。祝島の対岸4キロにある上関町・ 田ノ浦の海岸を埋めたてるという。以来28年間、島民は豊饒な海を残したいと、強行する中電に抗議の海上デモを行い、陳情を重ねる。 だが計画は進む。▼スウェーデンでは脱石油・脱原発を決め、風力やバイオマスなど、環境にいい自然エネルギーの利用にシフトし、 持続可能な社会づくりが進んでいる。祝島の山戸孝さんも太陽光発電に取り組み、「生きていくんだったらここじゃろうな」と呟く。 ミツバチの羽音が、地球の回転と共振し、ここに生きる人々へ希望ある未来を作り出すと、信じるからこそ。(2011/6/19)

*【今週の風考計】は、JCJWEB掲載の週刊コラムです。

posted by JCJ at 11:55 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック