2013年03月03日

【今週の風考計】3.3

◆「マイナンバー法」案が、今国会に提出された。3年後の1月から導入する。赤ちゃんからお年寄りまで、1億2740万人の全国民に番号を割り振り、所得や納税実績、社会保障などの個人データを、1つの番号で管理する。◆だが、この法案には、数々の致命的な問題がある。まず個人の情報コントロール権が侵される。個人のプライバシーにかかわる事項が、本人の承諾もなく、閲覧できる危険性が増大する。情報漏えいの危険性もます。マイナンバー制度で「名寄せ」された情報が漏えいすれば、「なりすまし」被害が発生する。◆日本でもハッカーやクラッカーによるサイバー犯罪が頻発している。現にアメリカでは、不法移民が職を得るためにIDカードを盗んだり、死んだ家族に成りすまして年金を受け取るなど、年間1千万人が被害に遭い、米国で最も多い犯罪がID詐欺だ。◆日本のシステム構築に要する費用は膨大だ。サイバー攻撃を防ぐには数兆円が必要といわれる。ランニングコストだけでも毎年100億円。費用対効果から見てもマイナンバー法案の導入には無理がある。(2013/3/3)
posted by JCJ at 10:24 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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