■あらためて「秘密保護法」全文に目を通す。「その他」と付された条文が36か所、さらに「政令に定める」「おそれ」「疑い」などの文字が頻出する。■あまりにも曖昧で、恣意的な運用ができるズサンな法案であるのがわかる。基本的人権を侵す違憲立法そのもの。<ツワネ原則>を主導した米国の財団からも、「今世紀最悪の法律」と指弾された。■よくも公明党は自民党と一緒になって、ゴリ押ししたものだ。公約にない法律を強行するとは、恥を知れ。■私たちは、12・6から廃案に向け、新たなたたかいを始めよう。この法律の施行は、「公布から一年を超えない範囲内の日」だが、これから政府は特定秘密の指定や解除、秘密を扱う従事者の適正評価などについて、「統一的な運用を図るための基準」を、外部有識者の意見をくみ上げて、作らねばならない。三つもあるチェック機関の設置、内容や権能だって「口約束」でしかない。■勝手に秘密法の細部づくりをさせないために、安倍政権を監視しよう。国会へ声を上げよう。あきらめない。それが肝心だ。国会で改正も廃止もできる。頑張ろう。(2013/12/8)
2013年12月08日
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