2014年05月11日

【今週の風考計】5.11

「グレーゾーン事態」への対処を名目に、姑息な9事例を挙げて、法整備の提案が急浮上している。安倍首相のお友達でつくる<安保法制懇>の報告書にも記されるという。自衛隊の武力行使・海外への出動を、これまで以上に拡大する法案だ。いま自衛隊が武力行使を許されるのは、日本への直接攻撃が発生した「有事」事態に限られる。だが「平事」であっても、「グレーゾーン事態」と判断できれば、「有事」と同じように自衛隊の出動・武力行使を認めようというのだ。9事例を挙げる。たとえば海外での邦人救出に際しての武力行使、米国に向けて日本上空を飛ぶ弾道ミサイルの撃墜、領海内に入った潜水艦への爆弾投下などなど、これらを容認するという内容だ。まさに非現実的で荒唐無稽な事例を挙げる。公明党へ配慮したと見せ掛けて、集団的自衛権の行使容認に向け、同意を得る誘い水にすぎない。まず自衛隊法の改定から、公明党を攻略しようという戦法だ。平和を立党の理念とする公明党の真価が問われる。妥協に走れば、もはや学会信者も黙ってはいまい。秋の臨時国会が正念場。(2014/5/11)
posted by JCJ at 11:18 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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