2014年07月27日

【今週の風考計】7.27

日本の人権が危うい! 国連の自由権規約委員会は、20以上に及ぶ懸案について、最終見解を発表した。世界の先進国から見れば異例な内容だ。1年以内に改善を求める課題として、まず従軍慰安婦問題を挙げる。元慰安婦への人権侵害は続いており、「国家責任を公式に認めて謝罪し、行為者は処罰されること」を求めた。さらに死刑確定後に再審が認められ釈放された、袴田巌さんのケースを踏まえ、代用監獄や死刑制度の廃止を検討するよう勧告。次回の審査までの課題としては、特定秘密保護法を挙げ、「秘密の範囲があいまい」との懸念を表明し、厳格な運用を求めた。ヘイトスピーチについては、人種や国籍差別を助長する街宣活動を禁じ、犯罪者を処罰するよう勧告した。政府は「法的拘束力はない」ととぼけるのでなく、直ちに改善に向け手を打つべきだ。それにしても安倍首相は「地球儀を俯瞰する外交」を謳い、就任以来1年7か月で23回の外遊を繰り返し、集団的自衛権の行使容認へのアピールや原発の売り込みに躍起。国内の人権など眼中になし。これでは世界から見放される。(2014/7/27)
posted by JCJ at 10:27 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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