2015年01月25日

【今週の風考計】1.25

●安倍首相は「イスラム国」の周辺諸国へ、2億ドルの対テロ支援を行うと表明した。なぜ最初から明確に平和的な「人道援助」といわなかったのか。思惑があったのは間違いない。●だから鋭く「イスラム国」は、この支援を「イスラム国」制圧に使う軍事支援とみなし、邦人2人の身代金要求へと行動をエスカレートしたと思われる。この背景には、2日前の安倍首相のイスラエル訪問がある。●総選挙を2か月後に控える同国で、安倍<経済ミッション>は、苦戦が予想されるネタニヤフ首相との会談の中心に、イスラエルの電子機器など、軍事転用ができる製品の共同開発や投資協定を据えた。しかも安倍首相は、意図したかのように中東歴訪中の米国・共和党ジョン・マケイン米上院軍事委員長と、わざわざ面会している。●マケインは米国でもタカ派、反イスラム原理主義派で知られ、同時に軍需産業の代理人でもある。日本・イスラエル・米国の軍需連携強化と、「イスラム国」が見るのも無理はない。●まさに日本は「イスラム国」との軍事戦に協力する、欧米諸国と同列の「十字軍」の一員とみなされたのだ。いくら「積極的平和主義」と謳おうとも、衣の下に戦争する国へと武器を取る姿が透けて見えるのだ。日本社会をテロの標的にさらす危険へいざなった安倍首相の責任は重大である。(2015/1/25)
posted by JCJ at 10:43 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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