2015年02月01日

【今週の風考計】2.1

「イスラム国」は後藤健二さんを殺害したとみられる動画を、1日、インターネット上に投稿した。事実であれば、この暴挙は絶対に許すことができない。黒覆面の戦闘員は「このナイフは…さらに虐殺をもたらすだろう。日本の悪夢が始まる」と言い放つ。いかに「イスラム国」と対し、どうやって平和的にテロの連鎖をなくすか、私たちは真剣な議論と対応が求められている。1月26日に85歳で逝去された憲法学者の奥平康弘さんは、前日、自宅のある東京・調布市で、<調布九条の会「憲法ひろば」>創立10周年記念のイベントに出席し、作曲家の池辺晋一郎さん、教育研究者の堀尾輝久さんと鼎談。その中で、「イスラム国」による邦人人質事件に関連し、安倍首相が進める「積極的平和主義」について、「これは平和主義ではない。一言でいえば<戦争への道>を開くことであり、この流れの中での人質事件であることをよく見るべきだ」と述べていた。そして1月31日、ドイツのワイツゼッカー元大統領が、94歳で死去した。自国が侵したホロコーストの罪と罰に向き合い、「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」と述べた彼の演説を、今こそ私たちはかみしめたい。戦後70年、安倍首相は村山談話を骨抜きにし、さらに「憲法九条」を削ろうと、虎視眈眈としているだけに。(2015/2/1)
posted by JCJ at 10:56 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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