2015年06月14日

【今週の風考計】6.14

◆厚労省が進める法案や施策は、「百害あって一利なし」の内容のものばかり。まず労働者派遣法案。三度目の提出となる改悪案では、「原則1年、最長3年」という派遣の受け入れ期間をなくし、労組などから「意見聴取」を行えば無制限に延長できる。これでは「一生ハケン」、正社員は雇わず派遣への置き換えが進む。◆さらに残業代ゼロ法案の導入だ。長時間労働がまん延し、過労死が増えるのは明らか。10月にマイナンバー制度の導入も問題。12ケタの番号で、すべての国民の個人情報を掌握する。米国では「成りすまし」被害が多発している。◆年金情報の流出も深刻だ。社会保険庁を解体し、民営化した日本年金機構がサイバー攻撃を受け、125万件の個人情報が流出した。しかも発覚から24日後に公表するお粗末さ。年金データの入力業務は全て外部委託、これではセキュリティーなど保障できようもない。ニセ電話詐欺は拡大するばかりだ。◆厚労省が子宮頸がん予防ワクチン接種の勧奨をやめてから、ちょうど2年がたつ。接種後の副作用で発熱や痛み・腫れに苦しむ若い女性たちの救済や対策は、進捗していない。塩崎恭久・厚労相よ、国民生活に「百利あって一害なし」の政策を進めるのが先だ。(2015/6/14)
posted by JCJ at 11:31 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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