冒頭、今年100歳になったジャーナリスト、むのたけじ氏(元朝日新聞記者)が自宅と会見場を結んだ電話インタビューに応じ「安倍政権がしているのは戦争政策のぶり返しだ」と厳しく批判した。
太平洋戦争について、むの氏は「本当なら70年前の8月15日、戦争が終わると分かった時に、隣近所や職場で、あの戦争は何だったのか、考えることをすぐ始めるべきだった」と指摘し、「自分たちの物差し、ハートで反省する」ことの重要性を強調した。
さらに運動には「しつこさ、粘り」が欠かせないこと、現在はポツリ、ポツリながら老若男女の動きが生まれ、本物の運動になりつつあることに期待を示した。
続いて、ドキュメンタリー映画監督の早川由美子さんが「戦争準備の一つが特定秘密保護法だ。戦争に反対する声をかき消すには役人とメディアを沈黙させるのが一番早い方法。秘密法はそのためにある」と話した。
専修大学教授の藤森研氏は、旧満州開拓団で起きた集団自決の体験者の話をし、開拓というのは「インチキ」で、実は植民地支配であったことなど、取材で得た証言を紹介した。
民衆談話の会はこの日、独自につくった「戦後70年・私たちの談話」を、総理府の担当者を通じて安倍晋三首相あてに渡したほか、中国、韓国両大使館にそれぞれ中国語、韓国語訳の文章で届けた。ほかのアジア太平洋諸国・地域の在日大使館・機関にも英文訳などを郵送した。
民衆談話の会に対する共感は広がり、賛同人は約290人に上っている。
詳しくは「月桃忌の会」ホームページを参照ください。
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