2015年08月02日

【今週の風考計】8.2

ついに翁長雄志・沖縄県知事は、辺野古沖の埋め立て承認の取り消しに踏み切る。安倍首相は、新国立競技場の建設問題では、潔く白紙撤回のうえ計画を変更するが、辺野古新基地建設への埋め立てには「瑕疵は全くない」と開き直り、聞く耳を持たない。まさに「日本の政治の堕落」だ。だが埋め立ての法的根拠は失われ、法廷での争いにつながる異例の事態を迎える。今年1月に翁長知事が、埋め立て承認の経緯を検証する第3者委員会を設置。弁護士や環境の専門家6人で構成し、かつ埋め立て承認に関わった県職員からも聞き取り調査をし、6月末までに計13回の会合が開かれた。7月16日、埋め立て承認の手続きには、4つの法的瑕疵があるとの報告書600ページが提出された。公開された報告書全文と議事録から、埋め立ての必要性に合理的な疑いがあり、かつ法律に基づく既存の環境保全計画に違反している可能性が高いと指摘する。公有水面の埋め立て法に照らし4つの瑕疵を認定している。頷ける。埋め立てに必要な土砂は九州、山口、四国から岩を砕いた「岩ズリ」1664万立方メートルを持ち込む。アルゼンチンアリなど特定外来生物を水際で防ぐ沖縄土砂規制条例は、環境保全やサトウキビなど農作物への被害を防ぐためにも、きわめて当然な立法だ。(2015/8/2)
posted by JCJ at 10:57 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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