2015年11月01日

【今週の風考計】11.1

「2%、それが問題だ」─まずは軽減税率2%。その適用品目を巡る自公両党の醜い論議は、民意そっちのけ。自民党は1兆3千億に上る税収減を考えると「精米」だけという。公明党は「痛税感の緩和」を掲げ、「酒類を除く飲食料品」など幅広くすべきだという。それなら、なぜ初めから消費税アップに反対しないのか。しかし両党は消費税10%を前提とし、税収減の穴埋め財源の一部に、低所得者への援助を目的とした4000億円を流用する密約ができている。ふざけるな!公明党は<酷税・戦争の党〉と看板を塗り替えたらいい。ついでに自民党も<民イジメ党>にすべきだ。次は日銀が掲げる2%の物価上昇目標。その達成時期を「16年度後半ごろ」に先送りした。アベノミクスの尖兵として、日銀・黒田東彦総裁は「異次元緩和」の<黒田バズーカ砲>をぶっ放してきた。年間80兆円に上る巨額の国債を買い入れ、市場にジャブジャブ金を注ぎこんできた。株高・円安で機関投資家はボロ儲けをしたが、勤労者世帯の実収入は1・6%減少し、そのうえ日用品・食料品は18%もアップ。「デフレ脱却」の行きづまりに他ならない。さらにお金を刷って「経済で、結果を出す」安倍政権を支える金融政策は、ギリシアの悲劇を招くだけだ。(2015/11/1)
posted by JCJ at 09:53 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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