2015年11月08日

【今週の風考計】11.8

●11月11日は世界平和記念日。毒ガスなど大量破壊兵器を使った、人類空前の第一次世界大戦が終結した日だ。再び戦争を起こさないとの決意を込めて制定された。●しかし第二次世界大戦を経て、ほぼ百年が経つ。いま世界の平和は、どうだろうか。世界の核弾頭数は1万6千。米ロ2国で、ほぼ同数の93%を占有し、削減は遅々として進まない。●このほど日本が国連に提出した「核兵器廃絶決議案」が、核保有国の棄権・反対にもかかわらず、156カ国の賛成多数で採択された。だがこれを実行するため、核保有国に「核兵器開発・核使用の全面禁止、核廃棄を義務づける条約づくりを求める決議」に対して、なんと日本は棄権する始末だ。●日本は核廃絶に本気なのかと、多くの国が疑念を抱いたのは間違いない。被爆70年の節目なのに、日本政府の二枚舌には呆れる。米国の核抑止力ばかりに配慮の目を向け、禁止条約づくりに積極的なイニシアチブをとろうとしない。●長崎で開かれたパグウォッシュ会議・世界大会に、35カ国・地域から192人が参加した。そこでも「長崎を最後の被爆地に」と決議し、5日には、核兵器保有国に核廃絶を確約するよう求める「長崎宣言」を発表して閉会した。政府は真正面から受け止めよ。(2015/11/8)
posted by JCJ at 08:37 | TrackBack(0) | Editorial&Column | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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